高校1年生のⅢ類型で、放射線ディスカッションを実施しました
京都女子高校のⅢ類型では,毎年1年生が放射線ディスカッションを行っています。この行事は,Ⅲ類型2クラスの有志生徒と新聞部1年生が,放射線についてテーマを決めて調べ,テーマごとに班に分かれて意見表明者として発表を行い,それを聞いた2クラスの生徒でフリーディスカッションを行うという行事です。京都大学放射性同位元素総合センターの戸崎先生と角山先生にご協力いただき,例えば,原発の是非といった答の無い問いに取り組む姿勢を養うとともに,福島の現状や,ひいては社会が抱える諸問題について自分事とすることを目指します。意見表明者の生徒たちは,11月末に京都大学放射性同位元素総合センターを訪れ,準備を開始しました。ところが今年度は,準備が本格化するタイミングで緊急事態宣言が出され,例年行っている昼休みミーティング・全員が集まっての作業・中間発表・リハーサルなどが行えなくなりました。しかしながら,意見表明者たちは,各自各班で作業を行ったものを集約する形で作業し,なんとか形を作って意見表明を行ってくれました。その後,司会の新聞部2年生の助けも借りながら,2クラスのメンバーで活発なディスカッションを行いました。
毎年,この時期になると3.11の話題が各メディアで取り上げられます。この行事に取り組むことで,生徒たちには主体的に社会とかかわりをもつきっかけとしてもらいたいと思っています。
ご協力いただいた関係者の皆様,ありがとうございました。
テーマ1:原発 テーマ2:放射線の医療利用
テーマ3:核兵器
ディスカッションのようす
感染対策のため、京都大学の先生方にはリモートでご参加いただきました。