理念・教育方針 About us

高い志を持ち社会に貢献できるこころ豊かな女性に。

仏教精神に基づく高い教養を身につけることにより、女性の社会進出の進展を願った学園創始者の思いは100年を経た今も変わらず、京都女子中学校・高等学校に息づいています。多くの優れた卒業生を輩出してきた変わらぬ伝統と、未来に向かって常に先進的な教育に取り組む進取の精神によって、現代社会の第一線で活躍できる「優れた知性と豊かな心を兼ね備えた女性」の育成を目指しています。

ごあいさつ

林 信康

学校長 林 信康

明るい未来を創造できる女子教育を目指して

現代、世界では第4次産業革命ともいわれるAIやロボティクス、ビッグデータ、IoT等のテクノロジーが飛躍的に発展しています。その流れに伴い、日本政府は世代を超えて互いに尊重し合える社会、誰もが快適に社会で活躍できる生活を送るための「Society5.0」という超スマート社会の実現を提唱しています。「Society5.0」の実現に向けて「文章や情報を正確に読み解き対話する力」、「科学的に思考・吟味し活用する力」、「価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探求力」という力が求められています。文部科学省は、そのような新しい時代に活躍できる課題発見解決力を持った創造的な人材の育成に力を入れ、ICT教育の必要性を謳い、教育改革を推進しています。今、学校での学びの場として、「新学習指導要領」が示しているように、学習の時代(学校ver.2.0)から「公正に個別最適化された学び」、「基礎的読解力・数学的思考力・情報活用能力」「文理分断からの脱却」という学びの時代(学校ver.3.0)へと転換していくことが急務になっています。

上記のような教育改革の流れを踏まえながら、本校は、親鸞聖人の教えに基づく建学の精神を基調とした3つの理念、1.自立(自己へのめざめ)、2.共生(他者へのめざめ)、3.感謝(社会へのめざめ)を指針として教育活動を行っています。「生かされて生きている」といういのちの尊厳と平等にめざめ、感謝の思いでともに協働して世界の誰もが平和に暮らすことができる社会の実現(Society5.0 for SDGs)に貢献できる心豊かな「人間力」を持った人財を育成するために学校改革を推し進めています。ウィズコロナ時代の日本、世界の社会経済はどう変化していくのか課題が山積しており、未来が予測できない状態になっていますが、さまざまな課題を解決し、明るい未来を創造していくことのできる能力を持った生徒を育成していきます。

本校は、多感な思春期の女子だけの環境の中で、ジェンダー枠という男女の固定観念や役割分担等にとらわれることなく、自分の個性や適性を発揮できる環境が整っています。また、異性を意識することなく、ありのままの姿で、仲間や先生と関わりあうことを通して、お互いの存在を認め合い、自然に自己肯定感や自己有用感が培われ、思いやりや感謝の心が育まれていきます。特に女性は共感力が高く、周りの状況を見てまとめていくチーム力に優れているといわれています。そのような環境の中で自己の資質・能力等を最大限に伸ばすことができる学校が京都女子中学高等学校です。中学校では、中等教育6年一貫の教育課程を編成し、特色ある教育をさらに推進し、女子のキャリア教育などを通して、総合的な学力の伸長に努めています。生徒の適性・能力等に応じた進路を保障するために、ウィステリアコース、Ⅱ類、Ⅲ類の3つの特色あるコース・類型を設定し、女子校ならではのきめ細やかな指導で、生徒一人ひとりの夢や希望を実現できるように主体的・能動的・対話的な学びに取り組み、混沌とした現代社会をリードする生徒を育んでまいります。

高等学校には、専門学科(ウィステリア科)と普通科があります。多様な進路の希望に応えるために、習熟度別編成や多彩な演習・選択講座・進学補習、加えて昨年度から放課後補習の「夕星講座」を設け、学力の向上に努めています。毎年、大学入試において京都女子大を始め、国公立大・難関私大・医学部医学科等に多数の合格者を輩出しています。さらに、中学校高等学校とも学校行事を重視し、特に文化祭・体育祭では団結力や創造性等、また、生徒会・クラブ活動の自主活動を通して、コミュニケーション能力や協働性等を育み、新時代に貢献できる総合的な人間力を持った生徒の育成を目指してまいります。

建学の精神

心の学園にふさわしい女性をはぐくむ

京都女子中学校・高等学校は明治32年、浄土真宗本願寺派(西本願寺)との関係が深かった甲斐和里子が創設した私塾「顕道女学院」を前身とし、明治43年、大谷籌子のわが国の文化の向上には、婦人の教養を高める必要がある。そのためには、女子に仏教精神に基づく高い教育を受けさせよう」という願いによって創立されました。

本校では、建学の精神を具体的にあらわした次の3つの理念に基づく教育を行うことにより、心豊かな女性に育ってほしいと願っています。

1. 自立(自己へのめざめ)

自己中心的なわたしが、生かされていることにめざめる。

2. 共生(他者へのめざめ)

いのちの尊厳と平等にめざめ、ともに協調して生きる。

3. 感謝(社会へのめざめ)

生かされて生きていることに感謝し、社会に貢献する。

教育方針

仏教精神に基づき、学力だけでなく、人を育む。

本校では建学の精神を現代に生かした教育方針によって教育を行っています。中学から高校への6年間は、人間形成において大変重要な時期です。教育方針の根本を教育基本法にのっとった人格の形成を目指すところにおき、自主的精神にみちた心身ともに健康な人間の育成を期しています。さらに、宗教的情操教育を通して、豊かな心と高い教養を備えた人間を育成することを目指しています。

教育目標

  1. 豊かな心と高い教養を身につけ、さまざまな課題に意欲的に取り組み、みずから解決できる自立した生徒を育成する。(自立)
  2. 基本的生活習慣を身につけ、自主活動に積極的に参加するとともに、自・他のいのちを尊重し、他者と協働できる生徒を育成する。(共生)
  3. 一人ひとりの進路に適した学力を身につけるとともに、女性としての自己の進路を切り拓き、社会に貢献できる生徒を育成する。(感謝)
いじめ防止基本方針
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宗教教育

「いのち」の大切さを学ぶ。

京都女子中学・高等学校は親鸞聖人の体された「仏教精神」に基づいた情操教育に力を注いでいます。 週1時間の宗教の授業や、朝の礼拝をはじめ、花まつりや厳粛で壮大な親鸞聖人降誕会などのさまざまな宗教行事を通して「いのち」の大切さにめざめ、人間だけではなく動物や植物、すべての尊い「いのち」を認め、他者とともに生き、未来をリードする人になってほしいと願っています。