高校2年生 北陸上越研修旅行

2023年11月18日
ウィステリア

11月16~17日、ウィステリアリサーチ授業でのテーマである「建学の精神の具現化」を体現すべく親鸞聖人と蓮如上人にゆかりのある地を訪れて学びました。

まず訪れたのは福井県にある誠照寺。京都の本願寺のように、「西」と「東」に分かれており、真宗十派の一つ誠照寺派の本山です。

次に訪れたのは超勝寺。蓮如上人の幼少時代の像である「鹿の子の御影」を見学させていただきました。

そして吉崎別院へ。蓮如上人の功績を説明していただき、改めてその偉大さを感じました。その後ご案内していただいた、今も大切に管理されている裏山広大な敷地では、かつて蓮如上人がどれだけ多くの民衆の心を救いになられた様子が目に浮かびました。また、そこから遠く見渡す日本海を見て、かつて蓮如上人が夜の暗い海に舟を浮かべ、この地を離れられたお気持ちとご様子に、思いを馳せました。

宿泊は妙高高原の赤倉温泉。山の中腹にあるので、朝は非常に寒かったです。

2日目は、親鸞聖人が流罪によって辿り着かれ生活を送られた場所を巡りました。

本願寺国府別院で当時の親鸞聖人の生活のご様子についてお話をお聞きし、その後親鸞聖人が流れ着かれた居多ヶ浜では、展望台の上から日本海を見渡しました。朝から冷たい雨が降る中での見学でした。その中で、親鸞聖人も身を切るような冷たく強い風,激しく降る雪という過酷な地で過ごされたご様子を思いました。

昼食を兼ね、親鸞聖人の奥様である恵信尼が過ごされた地にある、ゑしんの里記念館へ。ここでは、恵信尼の墓である五輪石塔を見学。以前から、田んぼの真ん中にぽつんとあった五輪石塔が、近年異なって恵信尼の墓であることが分かったようです。そのような墓の存在に、恵信尼の慎ましやかさを感じました。

ウィステリアリサーチの学習のまとめとして、1泊2日、盛りだくさんでしたが楽しい研修旅行でした。(T・H)