高3生 広島平和学習
高3生 広島平和学習
11月1日(金)、2(土)の2日間を利用して、高校3年生のウィステリア生は平和学習を目的に広島を訪れました。
この1泊2日の研修の目的は2つあります。1つは、2月にアメリカを訪問する前に、日本とアメリカの間で繰り広げられた戦争、そして戦争の結果残された大きな傷跡についてしっかりと学んでもらうこと。そしてもう1つは、同じくアメリカ研修旅行に向けて2クラスの集団でしっかりとルールと時間を守って団体行動を取る練習を行うことです。
1日目は、午前中に京都から新幹線に乗って午後には広島市内へ到着。世界文化遺産の原爆ドーム、平和記念公園内を通って、資料館内を見学しました。1時間15分の見学時間を取りましたが、時間が足りない生徒がほとんどでした。生徒たちは、広島を襲った原子爆弾の驚異、凄惨さを目の当たりにし、怒りや悲しみなど様々な感情が入り混じる中で、一つ一つの資料に真剣な眼差しで目を通してくれていました。入館前と退館前とでは生徒たちの表情には大きな変化が見られました。資料館を出た後は、平和講和を実査に被曝をされた方からお話をいただきました。約1時間のお話にも本当に真剣に耳を傾けてくれました。
2日目は、広島にあるもう一つの世界文化遺産、厳島神社を訪問しました。残念ながら、大鳥居は修復中でしたが、厳島神社内を周りつつ、宮島からの瀬戸内海の景色を楽しむことができました。こちらはどちらかと言えば観光が中心でしたが、与えられた時間をしっかり管理しながら規律正しく行動を取ってくれました。日本とは勝手の異なるアメリカに行っても、団体行動をしっかりと取ることができるこの力は大きく生かされていくことでしょう。
午後には、新幹線に乗って京都へ。この2日間で学んだことが、来年2月のアメリカでの研修に向けて大きな収穫となることを期待しています。