中学2年生 くみひも作り体験
2021年07月16日
ウィステリア
7月14日、中学2年生(Wクラス)は、組み紐体験の校外学習に出かけました。
組み紐は平安時代から続く京都の伝統工芸品です。講師の先生方の説明を聴き、めいめいが選んだ色とりどりの絹糸を組んでいきます。慣れるにつれ、集中がさらに高まり、絹糸を巻いた玉を動かす、かちゃかちゃという木の音だけが部屋に響いていました。
作品を完成後、展示室で、組み紐を用いた展示物を見学しました。展示された甲冑や平家納経の紐など、『平家物語』「敦盛の最期」を勉強したばかりの2年生、「敦盛!」「熊谷次郎直実のかも…」と大興奮でした。小さな織り機や貴重な作品を拝見し、教室ではできない学びを体験できました。
完成した組紐はブックマーカー(しおり)に仕立てられて、2学期に届くそうです。
紐は物と物を結びつけてくれるものですが、組み紐体験の静かな午後のひと時で、6組みんなの心がやわらかに結ばれ、つながりますように。