Ⅱ類型〈未来京都〉中1「観光提言」
7月30日(金)中1Ⅱ類型プロジェクト学習<未来京都>「観光提言」の一環で、京都市観光協会の西前里江子様にお越しいただき、京都市の観光についてのご講演をしていただきました。「観光」という言葉の語源って知ってる?という問から講演が始まりました。中国の「易経」の中の一文「觀國之光利用賓于王」が語源とされていて、元々は「国(の文化・政治など)をよく観察すること」といった意味だと教えて頂きました。(現在のように余暇の活動というような意味合いではなかったそうです。)生徒も「そうなんだ!知らなかった!」という顔をして聞いていました。西前さんはコロナによる京都市観光のいろいろな変化をグラフ等を使って分かりやすく説明してくださいました。
その後、以下の2つのテーマ
① マナー問題・混雑問題
② 市民、観光客、従事者の三者が満足する観光(持続可能な観光)
から1つを班で選び、現状の課題の把握と、それに対する解決案を班(5~6人)で討議しました。
≪班から出た案≫
①マナー啓発のコメディ動画を作る。それをQRコードで見られるようにする。
観光客の方はパンフレットを見ながら観光されていることが多いので、パンフレットにマナーについて載せる。
観光地の混雑状況がリアルタイムでわかるようなサイトを作る。
食べ歩きをする人を減らすために休憩所を設けて店員さんに紹介してもらう。
事前に予約した人が割引を受けられるようにして混雑を少しでも減らす。
②道路標識や案内板で、日本語だけのものを多言語でにしたものに取り替えていく。
京都の歴史を感じさせる地域と住みやすい地域を混ぜるというより両立させる。
≪生徒の感想から抜粋≫
観光に関する仕事はバランスをとるのが難しい仕事だと感じました。なぜなら、人の混み具合などを調節しながらも、お客さんの数を増やさなければならないからです。また、京の文化、マナーを観光客(外国の方も含む)全員にわかるように伝えていかなければならないからです。しかし、その分やりがいのある仕事だと思います。自分が考えたアイデアがうまくいったときの達成感がすごく得られる仕事だと思いました。
3月の観光提言プレゼン発表会に向け、とても良い機会となりました。