中3顕道_NIE全国大会に出場しました

2024年08月02日
中学校

8月2日(金)京都経済センターで行われました、第29回NIE全国大会に本校中3顕道コース生徒が出場しました。

NIEとは、Newspaper In Education(教育に新聞を)のことで、1930年代にアメリカで始まり、教育界と新聞界が協力し、社会性豊かな青少年の育成などを目的にし全国で展開しているものです。

本校中3顕道コースでは、「いのち」という大テーマのもと探究活動を行っています。その中でたくさんの方が犠牲になった2011年3月11日の東日本大震災に焦点を当て、今年の3月に、「3月11日の全国の朝刊各紙を読み比べてみよう」という授業を行いました。その学習を通じて、地震だけではなく、津波や原子力災害という複合災害によって福島の方々が受けた様々な困難を知りました。本校生徒には、「福島で起きた(起きている)ことを他人事ではなく、自分事としてとらえてほしい」という願いを込めて、福島民報様の朝刊を毎日取り寄せ、教室に置いて生徒が手に取って日々読めるようにしました。そして、今年6月には実際に福島県を訪れ、福島県立安積高校の高校生との意見交流会を行いました。

この度、NIE全国大会では、その際に交流した安積高校の高校生2名とともに、「原子力災害の今~自分事として考えるということ~」という題で、安積高校生徒と本校顕道コース生徒による共同宣言の作成を行いました。プレゼン班の発表の後、グループごとに共同宣言に入れたい文言を考え、最終的に安積高校の生徒とともに共同宣言を作り上げました。

教育関係の方々、新聞社、報道関係の方々など、多くの方たちに見守られながら、生徒たちの力で共同宣言を作り上げました。ぜひ、京女生から同世代の人たちに、この共同宣言を発信していけたら良いですね。