中学1年生ウィステリアコース 京友禅体験
2021年11月22日
中学校
11月22日(火)5,6時間目、中学1年生ウィステリアコース31名が、揃ってお出掛けしました。お世話になったのは、京都市中京区にある「丸益西村屋」さん、築100年以上の町屋で伝統の京友禅を体験させていただきました。
友禅染は、元禄時代に京都に生まれた模様染めの技法。今回体験させていただいたのは、型を用いた「摺込友禅(すりこみゆうぜん)」という技法です。トートバッグを机の上にセットして、それぞれお気に入りの模様をひとつ選びます。選んだ型紙を布の上に目打ちで固定し、色を載せていきます。
説明してくださったスタッフの方は、なんと京女の卒業生、大先輩だと知ってみんな拍手で迎えます。教えてもらったように、刷毛に色を取ってペーパーの上でよくなじませ、はじめは恐る恐る色をのせていきます。少しずつ慣れてくると、色を重ねたりぼかしを入れたりと、みるみる上手になっていきました。
伝統的な花の図案、現代的なポップな図案など、選ぶ模様に個性があふれます。「完成したら他にも選んでいいですよ」という言葉を受けて一斉に図案を選びに行くと、たくさんの絵柄を組み合わせて、世界でたった一つの素敵なトートバックが出来上がりました。
京の文化は、いつの時代も伝統と革新の融合。これからもウィステリアコースでは体験を通して京文化の学びを深めます。3年生の海外研修でオーストラリア「グレニースクール」の友人に紹介できるようにがんばりましょう。