
中3顕道 内藤記念くすり博物館 訪問
探究活動「薬学」の一環として、岐阜県各務原市にある内藤記念くすり博物館を訪問しました。内藤記念くすり博物館は、1971年(昭和46年)6月にエーザイ(株)の創業者によって開設された施設です。
まず、生薬の見本や昔の製薬道具など幅広い資料が展示している展示館や、約700種類の薬草・薬木を育成している薬用植物園を見学しました。その後、DVD「くすりと日本人」を鑑賞した後、エーザイ(株)川島工園の工場内を見学しました。
ヘルスケアの主役が患者様と生活者の皆様であることを明確に認識し、「患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献し、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足する」ことを企業理念に掲げているエーザイの活動がわかる良い機会となりました。今回の訪問が、これからの「薬学」探究活動にいかされることでしょう!
【生徒のワークシートより抜粋】
・くすり博物館の中で人間の体のつくりについての展示が特に面白いと感じた。身分の高い人も低い人も体のつくりはみんな同じだということを一枚の絵で表現していた。
・オランダやイギリス、ドイツの認知症への取り組みが心に残った。日本も認知症の人たちが暮らしやすい環境になってほしいと思った。
・せみのぬけがらがかゆみ止めになることに驚いた。
・(DVDを観て)病気は太古の昔から悪霊の仕業とされてきたのだが、その病気を治すために先人の知恵として「薬」の知識が受け継がれていたということを改めて知ることができました。607年から薬という知識はすでに中国から伝承されており、750年には60種の薬がつくられ、そのうちの35品目が現在でも使われていることを初めて知り、驚かされました。
・創業者の内藤豊次さんが工場をつくる際に、視察に行った米国の公園工場の外観などに感銘を受けて、自然と交ざった工場「川島工園」ができたと知り、とても驚きました。(中略)このような工園が増えたら、職員の心にリラックス効果がもたらされて、働きやすそうだなと思いました。