中3Ⅲ類生 Zoomを用いて研究発表を行いました
臨時休校中の本校に、コロナウイルスをテーマに中学3年生Ⅲ類のOさんが自発的な意志で様々な角度から研究し、自らの考えをも交えてまとめたレポートが届きました。そのレポートはPowerPointを駆使してまとめられていたことから、5月20日に中3Ⅲ類ではインターネットを利用してOさんの研究発表が行われることになりましたので、その様子をお届けします。
最近はオンライン授業など学校現場でも耳にすることが冨に増えたZoomを通して参加者全員をネットで同時につなぐ中、R教諭の司会進行に従い、まずOさんからの発表、続いて参加者からの質疑応答という形で進められました。
Oさんの発表は、その始まりにあたって非常に具体的に今回の研究の趣旨や目的が語られ、後に続く発表内容も丁寧に落ち着いた口調とテンポ、声量で進められました。このような形での発表を決めてから本番までさほど時間があったわけではないのに、短時間で相当中身の濃い練習を積まれたことが伝わってきました。
発表終了後には質疑応答が行われ、同級生からの質問にOさん自らが応えました。質問に応える彼女の声を聞いていると、このレポートを仕上げるために、書かれている以上に幅広く研究していることが窺われました。きっとOさんも、発表者の立場になることは聴く側の立場とは全然違うものだということを実感されたと思います。
また、担任で理科担当のH教諭からも即席の生物学講座を交えるなど、なかなか興味深い発表会になりました。
他にも自らの意志で何らかの研究等を行い、学校まで届けてくれた生徒達がありました。
このような困難に見舞われている時、自らの時間と意志、努力その他を傾け各種の見識を広め、正しい知識を身に付けることは自分の身はもちろん、長じては社会になにがしかの寄与をし得る基本的な姿勢を自己の中に培っていくことなのだと思います。今回の発表者はOさんでしたが、地域や立場、年齢その他のあらゆる違いを越えて誰しもが見習うべき姿勢だと考えさせられた次第です。