2学期始業式 → Zoom練習会 

2021年08月30日
中学校

8月30日(月)、5日遅れで2学期の始業式がおこなわれました。

今回も、残念ながら生徒のみなさんの姿は講堂に無く、教室で画面に向き合っての始業式になってしまいました。

 

〈校長先生のお話〉

皆さんおはようございます。新型コロナ禍の中、40日間の夏休みが終わりました。1学期の終業式で、夏休みを迎えるにあたって皆さんに4点ほどお願いをしていました。

① 規則正しい生活をすること

② 夏休み日課表を作成し、自立心を養うこと

③ 1学期の学習のつまずきを解消すること

④ クラブ活動や趣味・読書に打ち込み、時間の使い方を工夫し、効率よくこなす方法を学ぶこと

完璧に実行するのは難しいことですが、今一度点検確認をし、今後の学校生活にも活かしてほしいと思います。

さて、新型コロナ感染状況につきましては、全国的に感染力の強いデルタ株の感染者が増え、京都にも4回目の緊急事態宣言が発出されました。命にかかわる問題ですので、教育活動が制限され、学校行事の変更もしなければなりません。皆さんは、コロナに負けることなく、ピンチをチャンスに変え、しっかりと前を見すえて今できることを精一杯やり遂げてほしいと思います。「うつらないうつさない」をモットーに、引き続き緊張感を持って3密を避け、マスク、手洗い、換気などの感染予防に努めてください。

今年の夏の始めは猛暑が続きましたが、その後、まるで梅雨のような日が続き、記録的な豪雨に見舞われ、各地に土砂による災害が発生しました。

コロナウィルスで亡くなられた方、土砂災害で亡くなられた方に心から哀悼の意を表し、また、感染された方や、災害に遭われた方に謹んでお見舞い申し上げます。

夏休みとは言え、補習、面談あるいはクラブ活動での練習や大会参加など、忙しい日々を送った生徒も多いと思います。特に、クラブ活動の関係では、暑い中ではありましたが、各種クラブの大会でそれぞれベストを尽くし、大いに活躍してくれました。

国際情勢も暗雲が漂っています。目先の楽しみだけではなく、世界の平和と調和を見据えながら、政治や経済のことも考えてください。これから私たちに求められる力は、課題を発見し、いかに解決するかという課題解決能力です。しっかりとした自分の意見を持てるよう、日頃から新聞やニュースなどの報道に関心をもってほしいと思います。今日から2学期が始まりますが、残暑もありますので、熱中症など、体調面には充分気を付けて学校生活を送ってください。

1年生の皆さんは、学校にだいぶ慣れてきたと思いますが、暑さに負けず体調管理に努めてください。将来の進路を決定するまでには時間的に余裕のある今のうちに、将来を見据え、どういう人間になりたいのか、どういう生き方をして社会に貢献したいのか考え、その目標を達成するためには今何をすべきかを考えてください。
2年生の皆さんは、中だるみの時期です。ややもすると慌ただしさに流されてしまう傾向があります。自分なりに目標と計画をしっかり持って、それを実現するためには今何をすべきかをしっかりと考えてください。また、1年生に対して「良きお手本」となってもらいたいと思います。
3年生の皆さんは、中学最高学年ですが、様々な面でリーダー的な役割を演じ、下級生を引っ張っていかねばなりません。学習と行事や自主活動の両方ともベストを尽くしてください。そして、1年生や2年生の後輩に対して良き模範生となってもらいたいと思います。
最後に、すでに1学期から、他校の小学生・中学生を対象にした 学校見学会や授業見学会が行なわれています。皆さんの後輩になるかもしれない人たちが たくさん本校にやってきます。是非とも良い印象をもって帰ってほしいと思います。何処で、誰が、何を見ているかわかりません。私たちはいつも『京都女子中学校』の生徒であるというプライドを持っていたいものです。自分の学校を汚すことはそこにいる自分をも否定することになります。

「実りの季節 節目の時を迎えて 日々の努力が試される 努力を厭うことなかれ 努力の源は感謝である」 東京オリンピックに出場した多くの選手が異口同音に多くの人たちに支えられていることに感謝の意を述べているのが印象的でした。私たちも今一度、建学の理念の1つである「感謝」について考えてみたいと思います。以上、2学期も皆さんが元気に充実した学校生活を楽しく送れるように念じまして、校長の挨拶といたします。

 

このあと、生徒部長の雪山先生が「うつらない・うつさない」ための心得について、丁寧にお話してくださいました。

今回の爆発的感染拡大は、感染者数の増加のみならず、10代の感染者が急増している点が恐ろしいところです。

みなさん、感染予防の基本に立ち戻り、3密を避け、マスクを正しく着用し、手洗いをこまめに行いましょう。

 

そうして午後3時、今度はオンラインでもう一度「クラス集合」しました。

目的は、オンライン学習ができるように、Zoomミーティングに入る練習をすること。

教室にいる担任の先生のPC画面には、みなさんの元気な笑顔が並んでいました。

こんな形で授業をすることは決して望ましいことではありませんが、いつ、誰が感染しても不思議ではない状況の中、もしもに備えて準備をしておきましょう。

 

1人1台PCを持っている環境だからこそできることですね。

いきなり「オンライン授業」までたどり着けないかもしれませんが、先生方も試行錯誤しながら一生懸命トライしていきます。

今すでに使っているGSEメールやグーグルクラスルームを活用しながら、「もしも」の時でも学びが継続できるよう、一緒に頑張っていきましょう!