Ⅲ類型行事「放射線ディスカッション」を行いました
2022年03月28日
高等学校
Ⅲ類型では、毎年高校1年で、「放射線ディスカッション」を行っています。京都大学放射性同位元素総合センター(RIセンター)の先生方にご協力を頂き、Ⅲ類型2クラスで放射線について学び、フリーディスカッションを行います。ディスカッションを通して、原発の是非といった答えの無い問いに取り組む姿勢を養うとともに、福島の現状や、社会が抱える諸問題について自分事とすることを目指します。
今年度も、3月16日(水)に京都大学の先生方をお迎えし、3時間にわたる放射線ディスカッションを行いました。ディスカッションの際に意見表明者としてプレゼンテーションを行う有志生徒23名が、11月から4か月にわたって、テーマ決め・資料作成・プレゼンテーション練習などを行いました。11月末には京都大学RIセンターを訪問し、戸崎先生・角山先生の講義を受講しました。放射線に関する専門的な講義を受け、生徒たちは、主体的に学び、調べる意欲をより高めました。今年度のディスカッションでは、4つのテーマ(①放射線の農業利用②放射線の医療利用③放射線の工業利用④原発)について、それぞれの発表の後、フリーディスカッションを行いました。各テーマのディスカッション後には、不足している知識を戸﨑先生・角山先生に講義をして頂きながら、ディスカッションで出た内容についてコメントを頂戴しました。また生徒から先生方にも質問もさせて頂き、大変充実したディスカッションに深まりました。先生方から頂いたメッセージやこのディスカッションを通して、生徒たちはこうした『答えのない問題』について考え続ける大切さや必要性を痛感してくれたようでした。
ご協力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。