高校2年生が能楽鑑賞に行きました
2024年07月30日
高等学校
高校2年生では,7月18日(木)に京都の金剛能楽堂にて能楽鑑賞会を実施しました。これは古典芸能にふれるという目的で,古典探究の授業の一環として毎年実施しているものです。今年度は能「巴」,狂言「柿山伏」を鑑賞しました。
まず能楽師の方から,能についてお話いただいた後,本日の能の見どころなども教えていただきました。その後ワークショップとして,全員で「巴」の謡の後半部分の謡を教えていただきました。謡の節回しが少し難しかったようですが,謡のリズムや言葉の美しさに注目することができました。次にクラスの代表者と教員の代表者が舞台に上がらせていただき,仕舞「高砂」の一部分の舞を練習しました。構えやすり足,足拍子,扇を使った型など盛りだくさんでしたが,参加した生徒からは「難しかったけど面白かった」「良い体験になった」との声が聞かれました。
その後狂言「柿山伏」では,山伏の滑稽な姿に笑い声がこぼれ,一転して能「巴」では義仲の最期に一戦お見せしようと奮戦し戦う巴の勇敢さ,そして義仲の願いとは言っても最期をともにできなかった巴の悲しみの場面に,それぞれが引き込まれていました。
ぜひこの貴重な経験を今後の授業にも生かしていきたいと思います。