「先輩との懇談会」を開催しました
「先輩との懇談会」を開催しました
★11月16日「先輩との懇談会」が開かれました★ (人権教育委員会主催)
中学生約50名、高校生約30名、教員約10名と大会議室に入らないほどの京女生で埋まりました。京女を卒業したばかりの職種の違う4名がそれぞれ仕事を通じて、京女生に熱いメッセージを送ってくれました。
1 吉川 愛理さん(消化器内科 医師)
毎日遅くまで働き、帰宅してからは家事をして、という過酷な現状です。けれどもチームで医療を行い、そのリーダーを担い、担当医ではその患者一人と向き合いコミュニケーションも図る、大変ながらも命を預かる素晴らしい職業として責任もって病に向き合う日々を送っています。今後も緊張感を持って「人が病と戦う時の医師の在り方」を追求していきたいです。
2 田中ゑれ奈さん(新聞社 記者)
新聞の真の目的は「正しい事実を記録し、知ってもらう」ことにあります。けれど事故の記事の裏には「遺族のコメントはデジタルニュースのページビューに影響を与える」という事実もあります。それでも遺族の思いを鑑みると…。そんな時、何のために仕事をしているのか、真剣に悩みました。けれど、知らない世界を知るということに魅了された経験ができたのは、今の仕事を続けてきたからこそのことだと思います。
3 二之部弥生さん(株式会社 会社員)
将来の夢もないまま過ごしていたこともありましたが、目標ができてからは頑張る力が湧いてきました。就活でもたくさん挫折をしたけれど、それでも諦めないで頑張れたのは、京女のクラブで、また体育祭の応援練習などで培った「諦めない心」の賜物だと思います。
4 畑中菜美さん(病院 看護師)
ICUで働き、生と死とに深く関わる、学ぶことの多い部署に配属されました。人の死に接するという大変な職業ではありますが、大切な命を守る仕事です。そして、頑張ったことは未来につながるということ。京女の制服を見て、励まされ頑張ろうという気持ちになる卒業生がいることを知ってください。私は卒業生として京女生を誇りに思っています。
4人のプレゼンテーションの後、在校生は先輩たちとの懇談会を持ちました。参加した生徒たちはみな、京女で培った「頑張ることの大切さ」が卒業後も生かされていることを実感し、今後どう生きていくか、受験も含めて真剣に考えるきっかけとなったようでした。