
第91回教育懇談会
2025年05月24日
在校生・保護者
5月24日(土)、大学C校舎にて第91回教育懇談会を行いました。教育懇談会とは、保護者の方々と教員が共に学ぶ機会として、本校で長く続いている行事です。
第1部で春の教育懇談会恒例の体験仏参を、第2部では講演会を行いました。
第1部では、本校宗教教育センターの教員の運営のもと、保護者の方々が、会場教室の教壇上にいらっしゃる仏さまに手を合わせ、お子様が週1回おつとめされている仏参を体験されました。お忙しくされている毎日の中で、心を落ち着け、聖歌をうたい、お話を聞くことで静かに自己を見つめる有意義な時間となれば幸いです。
第2部では、京都女子大学現代社会学部教授の藤井隆道先生をお招きし、「自分を見つめ、他者に向き合う」という演題でご講演いただきました。インド哲学・仏教学をご専門にされている藤井先生のお話は、仏教の根本思想である「縁起」・「無我」を説明しながら、現代社会における情報環境の問題点が、仏教が問題としてきた自己中心的な欲望へのとらわれを増長するものなのではないか、と大変示唆に富んだものでした。講演の最後には、本校の建学の精神「自立」・「共生」・「感謝」にも触れてくださいました。
講演後の質問では思春期の子どもへの声かけに対する悩みも共有され、有意義な時間となりました。