中学3年生の進路オリエンテーションについて

2023年07月26日
進路指導

中学3年生の進路オリエンテーションについて

 

7月24日(月)中学3年生を対象に進路オリエンテーションを講堂にて開催し、中学最高学年としての生活や学習などについてお話しました。

 

中学3年生は、より難しくなった勉強に取り組むと同時に、クラブ活動や学校行事では最上級生として下級生を指導する立場となり、リーダーとして様々な経験をしていきます。

学習も高校受験がないからこそ本当に自分に必要な力をつける勉強ができます。3年生には存分に学校生活を楽しみ、様々な経験を重ねることで、自分の「人としての器」を広げて欲しいと伝えました。具体的には、人間関係を築くにあたり、自分の個性を知り、相手の個性も認めることが必要です。そうすることで、それぞれの考えを尊重し、協力しあう関係を築くことができます。人は常にいくつもの社会集団の中で生きています。普段から、学校・習い事・地域など自分が所属する集団が上手く機能するために、その一員としてどうふるまえばよいかを考え、行動してみましょう。さまざまな考えの人と触れ合い、集団がよりよく機能するために試行錯誤を繰り返した経験が自分の「器-うつわ-」を広げることにつながります。高校までの学びと違い大学以降の学びでは、必ずしも答えがあるとは限らない問いを扱います。未知の科学分野や、答えがあるかどうかもわからない社会問題にとりくまねばならないこともあります。そういうとき様々な経験を持つ人としての「器」の大きさが問われることを説明しました。

勉強に関しては特別なうまい方法などなく、自ら地道にこつこつとがんばっていく人だけが、気が付いたら高いところにいます。大学へ入る事が目標ではなく、将来なりたい人間、なりたい自分に高めるための場として大学に入るのです。先輩方はそういう意識を持って目指す進路を切りひらいていきました。3年生のみなさんにも自発的な学習が大切なことをお話ししました。

進路指導室は高校生のためだけの部屋ではありません。全校生徒の様々な進路に関しての相談を受ける場所です。資料もあります。担任の先生を中心に進路指導室はいつも皆さんを応援しています。