高校2年生の進路オリエンテーションについて

2021年05月10日
進路指導

高校2年生の進路オリエンテーションについて

 

5月6日(木)高校2年生を対象に進路オリエンテーションを講堂にて開催し、以下のようなお話しをさせていただきました。

 

2年生は学校行事や部活動の中心的存在であると同時に、受験までの高校生活の折り返し点となる学年です。みなさんは学校生活や高校の勉強にも慣れ、自分の進路について基本的方針を出して文理・類型選択を終え今に至っています。すなわち自ら進んで学習する習慣がついた上で、学力を充実させる時期を迎えたということです。しかしこの時期の学習はやがて自らの才能が開花するのに備えてエネルギーを蓄えるためのものであり、目に見える成果はすぐには出ません。2年生は忍耐の学年です。この時期に辛抱して黙々と学習を続けることで、やっと3年生で受験に向かう素地ができるのです。それは一般入試・推薦入試など、どの受験でも同じです。学校の勉強を軸に学習を主体的に続け、基礎力を充実させてください。基礎とは易しいという意味ではなく、入試問題を含むすべてに通じる基本の原理原則ということです。どの教科でも自ら考え学び進めることが大切です。

また、日々の学習に立ち向かうためにも、オープンキャンパスに参加して自分の未来を想像してください。コロナ禍の影響で対面形式での開催は少ないかもしれません。Webでの開催になる場合もあるでしょうが、ぜひ興味のある大学の、オープンキャンパスに参加して実際の大学の様子を見てきて下さい。目標を具体的に持つことが、日々の努力の支えとなります。また、今の大学・社会は、変化する社会の中で柔軟に目標をもって取り組める、「生きる力」を備えた人物を求めています。単純な学力だけではありません。そのためには様々な経験を重ねることが必要です。学校という集団の中でクラブやクラス、生徒会など様々な活動に積極的に取り組み、試行錯誤しながら柔軟な「生きる力」を身に付けてください。

ウィステリア科の皆さんは来年すぐに京都女子大学への推薦試験が行われます。意識して日々の授業や生活を大切に準備してください。

また、進路指導室の使い方や受験の方式などについても、進路ガイドブックをもとに説明したとおりです。ガイドブックをよく読んで疑問点などが生まれたら気軽に進路指導室に来てください。担任の先生を中心に、進路指導室は資料の提供だけでなく、相談などさまざまな方向から皆さんを応援していきます。