読書力向上ワークショップ「本の帯を作ろう」

2024年03月08日
図書館

 東京からイシス編集学校の大木先生をお招きし、学ぶ意欲の高い中高生が参加しました。

 最初に編集の「型」を学び連想のワークを異学年グループで行いました。読んだことのない本からキーワードを拾い自分の視点でニューワードを生み出し、本の帯を完成させました。圧巻だったのはグループ内で個々に選んだ本の共通点を見出し、キャッチコピーを作ってプレゼンテーションを行うというものです。

 お互い初めて出会ったのにチームワークが確立し短時間でしなやかに楽しげに目標を達成しました。

 以下感想です。

「筆者の伝えたいことや重要語句を見つけるのは楽しかった。連想(リンゴ)の時、班の高校生の人たちが自分とはまた違った解答をしていてこんな視点もあるんだなと気づけた」

「導入から興味深い話が続き、難しいかもしれないと思っていた帯の作成も緊張せず行うことができました。楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました」

「とても楽しくて良い勉強になりました。学年やクラスが違う人とグループになって話し合うのは最初少し緊張しましたが、最後の方では上手く交流ができてうれしかったです」

 世界で唯一の本の帯と貴重な機会を共有できましたね。

2月21日(火)の15時30分より、図書館南室にて「第1回ブックトーク」を行いました。ブックトークとは、あるテーマに沿って本をみんなに紹介する活動です。第1回のテーマは「ぬくもり」。中学生に呼びかけたところ、9名の中学3年生と1名の中学2年生が参加しました。参加した生徒は一人ずつ、「ぬくもり」に関する1冊の本のあらすじや感想、おすすめポイントを5分前後の時間で紹介しました。まるでその本の営業マンであるかのような個性的な紹介でした。1時間ほどの会でしたが、参加者全員、和気あいあいとした楽しいイベントとなりました。

  

 6月15日(水)の芸術鑑賞会において、わらび座によるミュージカル「北斎マンガ」を鑑賞しました。日本が世界に誇る浮世絵師、葛飾北斎とその周囲の人々との物語で、笑いあり、涙ありのお芝居でした。

 本校の図書館には、「北斎漫画」をはじめ、葛飾北斎に関する本がいくつかありますので、それらを集めて1つのコーナーにしました。わらび座さんからいただいた色紙も展示しています。

ミュージカルを観て葛飾北斎に興味を持った生徒は、ぜひこのコーナーに来てください。

 葛飾北斎!これ読むしかない!

 現在、図書館では理化学研究所が中高生を中心にした幅広い層に選りすぐりの良書を紹介する企画「科学道100冊」のコーナーを設置しています。また、「科学道100冊」を利用して中学生が理科の授業で作成した本のポップを展示しています。

 そして、蔵書点検アルバイトをした卒業生に「卒業生によるおすすめの本」のコーナーも作ってもらいました。

 ぜひ、図書館に来て見てください!

 4月8日(金)、中学1年生に図書オリエンテーションを行いました。演劇・北海道・SDGs関連図書、みんなが読んだ本のコーナー、一箱文庫(図書委員が薦める本)、新着書・テーマ本のコーナー、インターネット検索機、卒業生おすすめの本のコーナーなど、総面積約920㎡、蔵書数約11万冊の図書館について、最初は図書館長が各クラス6名のグループリーダーに説明し、その後、そのグループリーダーたちが、それぞれの班員に説明しました。

 次に、図書館長からクイズ形式で、図書館利用のルールについて学習しました。ひとり10冊2週間まで借りることができるので、これからいろんな本を読むことができます。ぜひ、気軽に図書館に来てください!

 

12月21日・22日の放課後に昨年に引き続き「図書館ワークショップ」を開催しました。

内容は「ブックカバー&しおり作り」。中学1年生から高校3年生までたくさんの生徒が集まってくれました。まずはブックカバー作り、読書通帳と同じ柄の紙を用意して、みんなで折り方を練習。一度分かればどんな用紙でも作れます。様々な柄の用紙や英字新聞などもオシャレにできます。次にしおりです。好きな柄を切り取って、ラミネート加工。その後お好みで穴をあけてリボンを通していきます。
どちらにせよ、それほど難しくない作業ですが、こだわりのある生徒たちは、オリジナル柄のしおりを作ったりして、彼女たちの発想力に改めて驚かされました。図書館では、このようなイベントを今後も行っていきたいと思います。生徒たちが気軽に足を運べるような図書館を目指していろいろ企画していきたいと考えています。参加してくれた生徒の皆さん、お疲れさまでした・・・。

現在、図書館では中学校図書委員による「一箱文庫(ひとはこぶんこ)」の取り組みを行っています。各クラスの図書委員おススメの一冊をポップとともに紹介しています。図書委員がなぜその本をおススメしているのか、その本にはどのような思いが込められているのかなど本を選んだ図書委員のセンスで上手く書かれています。ぜひみなさん、各クラスの図書委員がどんな本をおススメしているのか見に来てください!!

図書館では、毎年11月に読書週間の取り組みをしています。本校では、全教員のおすすめ本をまとめた「読書への招待」という冊子を全生徒に配付して、読書へのお誘いを行っています。
秋のいい季節に、読書をするなんていう文化的な時間を過ごすのもいいのではないでしょうか。みなさん、ぜひ図書館に足を運んでください!!

図書館では毎年、選書会を行っています。選書会は、書店さんに大量の書籍を持ち込んでいただき、図書館に入れたい本を選んでいくものです。例年は、1学期に行っており、本校教員のみで選書するのですが、今年はコロナの影響で、この時期にずれ込んでしまいました。そこで、今年初めての取り組みとして、高校の図書委員さんにもこの選書会に参加してもらいました。お昼休みのみの短い時間ではありましたが、「こんな本が図書館にあったらいいな・・・」とか「この本、図書館にあれば、みんな借りていくんじゃない?」などと言いながら楽しそうに本を選んでいました。本校ではこのような取り組みを通して、生徒たちの図書館活動がより一層活気づけばと考えています。

毎年、中学1年生から高校2年生までの夏休みの宿題に「読書感想文」を課しています。またこれに加え、中学1年生には「読書感想画」も描いてもらっています。みなさん感想文は書いたことがあっても、感想画は描いたことがない人も多いのではないでしょうか。
そんな感想画の優秀作品を展示しています。例年では文化祭で展示するのですが、今年はこのような形でのお披露目になりました。なおこの中の優秀作品6点は、展示後、全国図書館協議会主催第31回読書感想画中央コンクールに応募する予定です。