高3W 広島研修へ

2025年11月05日
ウィステリア

10月30日~31日 高校ウィステリア科3年生は、広島研修を行いました。

戦後80年という時が経ち、今私たちが何を知り、平和な社会の実現に向けて何をしていくのかを深く考える機会となりました。

この研修では、被爆体験伝承者として多方面でご活躍されている中原俊輔さんから広島・日本が経験したこと、原爆の実相などについて多くのお話を聞かせていただきました。中原さんが伝承される話や広島平和記念資料館に保存されている数々の資料からは、今もなお当時の悲惨さがありのままに伝えられており、戦後とよばれる月日が80年経った今の時代に、戦争を知らない私たちが、あらためて当時を知ることの意義について深く考えるきっかけを得ました。

講話後には、代表生徒から中原さんへ「私たちへ伝承していただいたことへの感謝」の言葉や「私たちが戦争や原爆について知ることの意義は、これからの私たちの生き方につながると思います」という言葉が丁寧に伝えられました。

研修2日目には、宮島へ渡り厳島神社を訪れました。
この日はあいにくの雨模様でしたが、訪れた際には社殿で婚礼の儀が執り行われており、日本三景の名所としての壮大さとともに荘厳な雰囲気も感じることができた滞在となりました。

歴史とよばれる時間の中には、さまざまな人の営みの跡が残されています。
過ぎた時代にも忘れてはいけないものがあり、後世に伝えてゆく大切なものにどのように目を向けるか、
高校3年生として、そのような視点を深く理解していく貴重な機会となりました。