高2W 着付け体験講座

2025年11月22日
ウィステリア

高校2年ウィステリア科生が着付けを体験しました。

この講座は2部制で行われ、きもの講義と着付け体験実習を実施しました。
講師の先生は京女の卒業生でもあり、着物に関する知識や技能だけではなく、現在多方面で活躍されるその社会経験から学んだこと、人生経験のなかで得たもの、感じていることなど・・・卒業生としても後輩へ多くのメッセージを伝えていただきました。

現在の高校2年ウィステリア科生は中学のときに授業で着付けを学んでいる生徒がいます。
着付けの授業では主に技能について学びましたが、この日の講座では文化論という視点から日本文化「きもの」について学びました。
技能として型を学ぶことは、私たちに着物を身につけることを可能にしてくれます。
今回の講座では、「きもの」が「自分が身につけるもの」となったとき、どのような役目を果たすのか、きものを愉しむとはどういうことなのか、さまざまな視点で見て、体験して、知ることができました。着物の歴史的変遷やそれぞれの時代の文化的背景を知ることで、着物が果たしてきた役割や文化的価値について深く知ることができました。


いまや京都では海外からの観光客が街中で着物を愉しんでいる姿が多く見られるようになりました。
時代の移り変わりとともに、着物の役割や楽しみ方は多岐にわたっていますが、
日本文化としての「きもの」をあらためて知識として学び、そして「きもの」を愉しめる技能を習得することは、これから先の人生のどこかできっと何か自分にとって価値あるもののひとつになることと思います。

今回のこの講座は、現在多方面で活躍している卒業生をはじめ、毎年たくさんの協力を得て実施することができます。
お話を聞き、体験を通して学ぶ生徒たちの様子をみていると、知識や技能の学び方はさまざまありますが、実際に話を聞いて知ること・学ぶことは、教科書やネットで学ぶこと以上に深く鮮やかな学びであると感じます。

とても心温まる内容の講座をしていただき、貴重な体験をすることができました。