【2018年度 中学校】3月18日(月)の様子

2019年03月18日
研修旅行(中学)

3月18日(月)の様子

昨夜からの続きです。SQ618便は定刻に離陸しました。シンガポールから関西国際空港へのフライトは乱気流による大きな揺れもなく順調でした。飛行機は予定より少し早く着陸し、その後の入国手続きもスムーズに進みました。午前8:30頃にはターンテーブルに荷物を受け取りに行くことができました。全員で集まって、今後の連絡。生徒たちからは、お世話になった添乗員の丸山さんや平田先生へお礼の言葉が述べられたのち、国際線のゲートをくぐって外へでました。関空で直接解散する生徒は9名とはここでお別れです。残りの生徒22名とゆったりとバスに乗って京都駅まで。ただいま帰りました!

保護者の皆さま、13日間このホームページを通して見守っていただき、本当にありがとうございました。皆さまにお届けできた情報は、写真とこのホームページ上に掲載される文章だけでしたので、本当にご心配をおかけしたしたことと思います。中にはホストファミリーの勧めもあって、お嬢さまが保護者の皆さまに連絡をとってこられたこともあったかと思いますが、どれだけ心配されても現地まで行って直接励ましてあることはできないため、歯がゆい思いをされたこともあったのではないかと思います。この13日間が長いものであったか、短いものであったかは、お嬢さま方の感じ方によって様々ですが、この研修旅行に参加した31名全員が確実に何かを学び取り、着実に成長して帰って来てくれました。ご家庭に戻られてお嬢様が落ち着かれましたら、お嬢様が持ち帰られた旅の思い出話を聞いてあげてください。

 

生徒の皆さん、13日間お疲れ様でした。この学年の生徒は、私(吉川)にとっては初めて中学1年生から担当し、3年間英語を共に学んできた学年です。1年生の時から、「異文化を理解し合う」ということは「自分とは異なる考え方」をもった他者を、いかに広い心で受け入れることができるかである、と折に触れて伝えてきました。そしてこの旅行中には、「語学力ももちろん大切だけれど、環境に馴染む適応力も大切」だとも伝えました。3年間を共に過ごしてきたことで、皆さん一人ひとりの個性がよく分かっていたために、心配していたこともたくさんありましたが、この13日間本当によく頑張ってくれたと思います。私が心配したことの多くが、取り越し苦労に終わったことを嬉しく思います。この旅を振り返ってみれば、「自分との対話」をする機会がたくさんあったのではないでしょうか。「自分はもっとうまく生活できると思っていた」人もあれば「自分が心配していた以上に自己表現できた」という人もいたと思います。そんな自己の内面ともっともっと向き合って、自分自身を少しずつ変えていくことで、「国際人」としての素養が育まれるのだと思います。京都女子中学高等学校での生活はまだ折り返し地点です。高校生になって、皆さんがさらに一層広い視野と深い好奇心をもって、成長していかれることを期待しています。

 

本当にありがとうございました。

 

現地(日本)時間12:45

3月17日(日)の様子

オーストラリア出国の朝。願いが叶って午前6:30の天候は晴れでした!この研修旅行の引率をして4年連続でやっておりますが、その中でも一番良い天気だったのではないかと思います。集合場所までやってきた生徒を引き連れて、徒歩5分もかからない距離にあるビーチまで散策にでかけました。海水につかった人は時折訪れる高波にびしょ濡れになっていましたが、水温は高く日差しも暖かかったため、むしろ心地よいくらいでした。

 

朝食を終えて、ホテルをチェックアウトした後は、ホテルから歩いてQ1タワーまで行き展望デッキまで。高さ322mのQ1タワーは、南半球で一番の高さを誇りますが、実はこの展望デッキの下はレジデンスになっているんだそうです。水平線、地平線の両方を見渡し、日本はどの方角にあるのか確認しながら最高の眺めを楽しんでくれました。

 

ホテル戻ったらすぐにバスに乗り込み、ブリスベンの空港に向けて出発。1時間と少しで空港に着いた後は、すぐにチェックインカウンターへ。チェックインも順調に済ませ、セキュリティーを抜けた後は、搭乗時間までの間、昼食を含む自由時間です。みんな財布に残った紙幣と貨幣をうまく使いながら買い物をしてくれていました。SQ236便は予定通り離陸し、シンガポールへ飛び立ちました。今はトランジット待ちでチャンギ空港で自由時間です。SQ236便が乱気流の影響で少し揺れた影響もあって、少し体調を崩した人もいますが、ちょうどこの乗り継ぎが体力の回復になってくれればと思います。

 

現地(シンガポール)時間の午前0:00に再集合をすれば、後は関空まで戻るだけです。保護者のみなさま、明日のお迎えをよろしくお願いいたします。家に帰ったらまずはゆっくりと休ませてあげてください。そしてこの13日間で、少し成長して帰ってきた姿を見て、たくさんの思い出と体験してきた話を聞いてあげてください。

 

明日の更新は帰国後に予定しています。

現地(シンガポール)時間21:50(日本時間22:50)

3月16日(土)の様子

今朝はこれまでお世話になってきたホストファミリーそしてグレニースクールとお別れをしました。10日間という短い期間ではありましたが、生徒たちを本当の家族の1員として迎え入れてくれました。そこで育まれた絆が、これから先何年も続いて行くことを願っています。オーストラリアでの生活は言葉の壁があり、決して良い思い出ばかりだけではなかったはずです。この言葉の壁を乗り越えていくためには、語学力ももちろん大切ですが、「ひと」としてさらにひと回りもふた回りも成長し、包容力や適応力、異文化を積極的に理解していこうという姿勢なども同時に身につけていくことが大切だと感じ取れたのであれば、この研修は大成功だっと思います。

 

トゥーンバを出発すれば、観光の始まりです。2時間半程バスで移動し、ゴールドコーストのシーワールドに到着。天候は何とかギリギリもってくれて、入り口で集合写真を撮りました。シーワールドではまず、イルカショーを見ました。異国の地だからでしょうか、わずか15分だけのショーですが、日本のイルカショーとは一味違う何とも言えない感動を与えてくれるショーでした。

 

イルカショーの後は昼食です。昼食はシーワールドに隣接するホテルのバイキングでした。みんな久しぶりに自分の食べたいものを、食べたいだけ食べられることに大喜びでした。そして、昼食の後は自由時間。みんな乗りたい乗り物にのったり、買い物をしたりしながら充実した時間を過ごしてくれました。

 

シーワールドを出てバスで15分程行くと、すぐに市街のホテルに到着です。荷物を部屋に置いた後はお待ちかねのショッピング。ここからは、財布に残ったオーストラリアドルとスーツケースの残りのスペースを計算に入れながら、買い物を満喫。よくこれだけ買い物をしてお小遣いが尽きないものだと、こちらはびっくりです。もちろん、中には慎重に慎重に買い物をしている人も。本当に個性が出ますね。

 

夕方、午後6:00にホテルのツアーデスクに再集合し、今後の連絡。帰国に向けて気を引き締め直して、忘れ物のないように。諸連絡の後はホテルで夕食です。こちらのホテルはシーフード料理が有名で、味付けも日本人の口に合うものばかりでみんな大満足。たっぷり食べて明日からの移動に向けて英気を養っていただきました。

 

明日の朝も今日と同じで、少し雲行きがあやしいのですが、午前6:30から希望者(ちゃんと起きれた人?)を引き連れて、近くのビーチまで散策の予定です。その後はQ1タワーに登って、いよいよ空港へ!

 

次回の更新はシンガポールの乗り継ぎまでの空き時間で行う予定ですので、少し遅い時間になるかと思います。

現地時間21:00(日本時間20:00)

3月15日(金)の様子

さあ、グレニースクールで過ごすのも今日で最後です。これまで一緒に過ごしてきたバディーとも今日でお別れです。午前中は、クラスを2つに分けてイマージョンとESLのクラスを体験し、モーニングティーの後にグループを交代。ESLの授業では、これまでお世話になったホストファミリーやバディーたちに向けてメッセージを書いていました。そして同時にこっそりと、お世話になってきたESLのカリーナ先生にも、サプライズの色紙にメッセージを書き残してくれていました。カリーナ先生へは、たくさんの生徒が個人的に贈り物を渡してくれていました。この一週間で、生徒31名の名前と顔を全て覚えてくれたカリーナ先生、本当にお世話になりました。

 

ランチタイムは、バディーやその友達と過ごす最後の時間です。楽しくランチを食べた後はプレゼントを渡したり、一緒に写真を撮ったりして別れを惜しんでいました。感極まって、涙を流す姿も。バディーのみんなも、この一週間本当によく生徒たちと仲良く過ごしてくれました。感謝です。

 

ランチの後は食堂に集まって、サヨナラパーティーの準備でした。開宴は午後3:00です。これまでお世話になってきた、ホストファミリーやバディー、先生方に心を込めておもてなしをしてお返しをする番です。中学校で3年間習ってきたお茶やお花、そしてグレニーフェアーでも披露した、書道や折り紙、けん玉などを使って、一人ひとりがしっかりと感謝の思いを込めておもてなしをしてくれました。日本の文化に興味をお持ちの方ばかりなので、本当によろこんでくれたことと思います。

 

午後5:00にさよならパーティーは終了し、それぞれみんなホストファミリーの家庭に戻っていきました。最後の一晩でどんな思い出を作ってくれるのでしょうか。明日は、午前7:45に学校に集合し、そこでホストファミリーとは別れ、午前8:00にゴールドコーストに向けて出発です。天気予報では雨なのですが、こちらの天気予報ははずれることも多いので、明日の天候が晴れることを願っています。

 

次回の更新は生徒たちと行動を共にすることもあって、更新が少し遅れるかと思います。できるだけ早く更新できるよう、頑張りたいと思います。

現地時間20:00(日本時間19:00)

3月14日(木)の様子

グレニースクールでの生活8日目。今日は、午前中は少し曇っていましたが、暑過ぎることもなくちょうど良い気温でした。午前8:55に生徒みんなで学校を出発して、ブロードリブ老人ホームを訪問しました。ホームのスタッフさんの中には、私たち京都女子中学校のことをよく覚えていてくださって、今年も来てくれてありがとう、という声をかけてくださる方もいらっしゃいました。

 

到着してMCの2人が挨拶をしてまず歌ったのが、「オーストラリアの第2の国家」と呼ばれるほど有名な「ウォルツィング・マチルダ」。おじいさん、おばあさんの中には、リズムをとりながら一緒に口ずさんでくださった方もいらっしゃいました。次に歌ったのが、コーラス発表会の時に歌った、「トライミー」を披露しました。歌い終えた後には拍手をいただいて、おじいさんたち、おばあさんたちと交流する準備は万全となりました。MCの「一緒に遊びましょう」の言葉のあとに、それぞれ散り散りになって交流が始まりました。こちらから声をかけるときは、大きな声で話しかけ、ご老人特有のやや聞き取りにくい英語にも一生懸命に耳を傾けて話をしながら、紙風船で遊んだり、折り紙を折ったりして交流してくれました。みんなが満足する交流会になったと思います。

 

学校に戻った後は、モーニングティーの時間にバディーと合流。今日は、いじめ撲滅の運動の一環として、グラウンドに全校生徒が集まって、写真とビデオを撮影していたようです。京都女子の生徒たちも、そこに加わって一緒に活動に参加していました。

 

モーニングティーの後はイマージョンとESLの授業があり、その後は再びお出かけでした。ピクニックポイントという、トゥーンバの中心地から南東に位置する小高い山にバスで登り、そこで記念撮影とランチをしました。ランチのあとゆっくり休んだ後は、コブアンドコ博物館を見学。現地の方が館内を案内してくれました。前もってゆっくり話してくださいとお願いしてはいたのですが、「これぞオーストラリアの英語」と言いたくなるほどの英語で話してくださったこともあり、聞き取りにはかなり苦労していたようです。コブアンドコ博物館には主に馬車が展示されています。車が主流となるまでは交通手段として利用されていたわけですが、コブアンドコ(Cobb & Co)は世界の各地で運営されていた交通会社の名前というわけです。明治時代には日本でも、東京ー横浜間を走っていたそうです。

 

コブアンドコを午後3:00前に出発して、約10分程で学校に帰着。その間に雷雨の夕立が降りました。トゥーンバの人たちにとっては恵の雨ですね。

 

さあ、明日の午後にはいよいよサヨナラパーティーです。これまでお世話になって来たホストファミリーやバディー、学校の先生たちをおもてなしする番です。これまで3年間の中学校生活で培った力を最大限に発揮して、最高の思い出を作ってもらいたいと思います。

 

次回の更新も同時間帯を予定しています。

現地時間20:00(日本時間19:00)

3月13日(水)の様子

グレニースクールでの生活7日目。今日は1日遠足で、トゥーンバからバスで30分ほどかけて北東に行ったところにある、パイオニアビレッジを訪問しました。午前8:30に全員集合し、9:00にバスに乗りこみ出発。

 

パイオニアビレッジではまず初めに、オーストラリア開拓時代の食料でパンによく似たダンパを作るところを見学しました。ダンパを作るのに用意するのは、小麦粉、塩、水、以上です。小麦に塩を入れて、適量の水を足しながら、しっかりとかき混ぜて生地のできあがり。発酵はさせず、そのままかまどにいれて待つこと45分で出来上がり。モーニングティーの時間に、ホストファミリーからもらった食事と一緒に、切り分けられたダンパをいただきました。バターとゴールデンシロップというサトウキビから作られたシロップをかけて食べるのですが、素朴な味がとても美味しかったです。

 

ダンパ作りを見学した後は、2グループに分かれて、1グループは敷地内の見学、もう1グループは開拓時代の衣装を着て記念撮影。身長や見た目に合わせて衣装が決まるようですが、外で待っていると笑い声や悲鳴が聞こえてきて、本当に楽しそうでした。衣装がバッチリ決まっている人もいれば、何で私だけこんな衣装…、とつぶやく声も。それも含めて全て楽しい思い出に変わるはずです。

 

モーニングティーの後は、現役を引退した消防車を見学。実際に乗って記念写真を撮ることもできました。そして、その後はアボリニジーの文化体験です。ディジュリドゥという楽器の説明と演奏を聴き、その後はダンスを披露してもらいました。ディジュリドゥの楽器の演奏、ダンスには物語性があって、それらを通してアボリジニの文化が継承されているそうです。ダンスは私たちも混ざって全員で踊ったり、何人かで踊りを競い合ったり、と楽しく体験しました。

 

ダンスの後は、ブーメラン投げにチャレンジ。今日は風が弱かったため、なかなか思うようにブーメランは戻っては来ませんでした。でも、例年に比べてみんな投げ方がなかなか様になっていました。うまく飛ばす悔しかった人の中には再度チャレンジしている人もいました。

 

ランチを食べた後は長めの休憩をとって、最後に78歳になるおじいさんにホイップクラッカー(鞭を振ってパチンと音を立てるのです)を披露していただきました。鞭を振りながら、見学する私たちのところを一歩一歩近くおじいさん、それに怯える生徒たち、それを見てよろこび満面の笑みを浮かべるおじいさん。なかなか絵になる光景でした。

 

最後は記念撮影をして、バスに乗って学校に帰着。雲ひとつない炎天下での遠足でしたので、帰りのバスではウトウトとする生徒も多くいました。明日も、老人ホームの訪問、ピクニックポイントでのランチ、コブアンドコ博物館見学と大忙しです。体力勝負になりますので、今日は各家庭でゆっくり休んでもらいたいところですが、同時にホストファミリーと過ごすのもあと3日です。楽しい思い出をたくさん作ってもらいたいとも思います。

 

次回の更新も同時間帯を予定しています。

 

現地時間20:00(日本時間19:00)