高校体育祭

2023年10月03日
高等学校

 10月3日(火)、高校体育祭を行いました。少し雲がかかった、暑すぎない天候でした。

 今年度は新校舎建築のため、いつものグラウンドを離れ、たけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場兼球技場)を借りて実施することになりました。

 今年のスローガンは「文武両道二刀流 ~見せろ 私たちの Showtime~」です。文化祭を通して強まった団結力や練習の成果を存分に発揮し、各学年が優勝目指して頑張りました。

〈応援紹介〉

 赤組(1年)の応援テーマは「朱雀」。朱雀のように美しく舞い、優勝へ想いを燃やす。私達336人は心一つに翼を広げ勝利の空へ羽ばたいていく。

 青組(2年)の応援テーマは「海賊」。「標的、全海賊。」優勝という名の財宝を手に入れる冒険と感動の世界へ、さあ、ご案内しましょう。

 白組(3年)の応援テーマは「Canvas」。キャンバスいっぱいに描かれた私達の高校生活。今、新たな未来に向かって再びキャンバスを真っ白にする。

 

高校2年生1組から9組289名「第1回沖縄修学旅行講演会」に参加

9月 25日(月)「沖縄修学旅行第1回講演会」を学園講堂にて開催

前回の事前学習では沖縄戦に関する映画を鑑賞し、78年前に起こった地上戦がどういうものであったのか、戦争の悲惨さ、平和の大切さをドキュメントを通じて体感するものであった。

そして本日は沖縄より崎原真弓さんと大城綸さんのお2人をお招きして、「琉球王国の歴史、先人の生き様から学ぶ肝心(ちむぐくる)」というテーマで講演を聴いた。

崎原さんはまず三(さん)線(しん)で「花」を披露された。日頃は観光バスに乗務し、沖縄を代表するスーパーガイドとして長年多くの観光客の心をわしづかみにしてきたその声は透き通っていて、「泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ」という歌詞は、ゆったりとしたメロディに乗りながらも、その中に琉球の先人たちの「ちむぐくる」の心があることを教えてくださった。そして恥ずかしがりながらも修学旅行委員さんは壇に上がり、「イーヤーサーサー」の掛け声に合わせて「スイスイ」と手を振って応えた。

 

琉球の歴史を学ぶ

その後大城さんより「日本が鎌倉時代であった頃に始まった琉球王国の歴史」を学んだ。戦争と平和の繰り返しの中で時を重ね、「共存共栄」まさに共に存し、共に栄えるという精神のもと、数え切れない多くの伝統芸能が王朝文化として先人たちが受け継いできたことを知った。これらにはエイサーや三線などのみんなにとってもなじみの深いものも含まれている。そして、その精神こそ「ちむぐくる」の精神であることを学び、みんなは大きくうなずいていた。

このように「小さな島の大きな文化」を育みながら発展してきたが、日本の大きな歴史の渦に巻き込まれ、幕末・明治維新を経て、450年間続いた琉球王国は、沖縄県として日本の中に組み込まれ、今を迎えることになる。この独特の王朝文化は長い歴史を知るからこそ解ることである。

火災の被害に遭いながらも、沖縄県民の復興の願いを込めた首里城もこれらの歴史を知るからこそ深められる感動である。火災がもたらした沖縄の方々の落胆を知り、神聖な思いで観る大いなるきっかけとなった。

「観光」とは「光を観る」と書く。この光は明るい物以上の闇を超えた存在としてみんなは見つめていくことであろう。

「歴史を知る」ことはその「長い間受け継がれてきた精神を学ぶ」こと

「女性は命を生み出す存在」である。沖縄の「祈り=感謝」の文化と相まって、女性は霊的な存在として位置づけをされ、祈りの対象として崇められてきた。本土のそれと異なり、女子高生にとってもたいへん意外でもあり新鮮でもある事実であった。

修学旅行とは単なる三泊四日の旅ではない。講演などを通じて沖縄の方の生の話を聞くことで、深い学びのきっかけとなり、沖縄で実際に「体感」し、「修学」する旅行になることは間違いない。

 

「調和の心」これは「おもてなしの心」

沖縄文化に触れていくことができた。そこには、人類の平和で仲良く助け合っていくことの哲学的意味があることを知った。「調和の心」これこそおもてなしの心であり、東京オリンピックでもテーマであった、まさに日本人が持つ最も美しい心の神髄(肝心(ちむぐくる))である。

「三線は地球」を表し、それ以外の空間を宇宙として 技を鍛えてきた。だから、人が誕生、つまり命がこの世に現れた時に三線を引いて歌い、祝う。そして、人の命が消え、墓に入るとまた三線を引いて歌い、祝う。

大きな戦いを経験して来た沖縄だからこそ、命をこのような存在として受け継いできたのだ。大きな学びであった。

 

空手は平和への思い、沖縄のことばの重みを知る

また崎原さんは空手を演じて披露してくださった。空手は沖縄発祥。漢字では「空の手」と書く。完全防御、つまり武器を持たないことを意味する。結局は平和につながっている。11月に沖縄に行き、沖縄の人に触れ合うことで体感する精神なのかもしれない。

「命(ぬち)どぅ宝」、まさに命こそ宝というもの。78年前の沖縄戦を経て一般の方々、女性も子どもも含めて、20万人以上が亡くなっていったことも、現地に行って墓を見るだけでも、京都とは全く違う形状をしているのを見るだけでも、沖縄の人の思いをたとえ幾分かであっても感じ取ることができる。

現地に伝わる格言を方言で学び、その1つひとつに深い意味があるということを知った今、さらに沖縄で体感し確かめて初めて、本当の学びになるのであろう。

 

本日の講演をきっかけに沖縄に対する深い関心へとつなげる

11月に訪れると晩秋なのに生温かい風を感じる。抜ける青空に映える、京都では見たことがない赤や黄色の鮮やかなハイビスカスなどを見る。これらのことから本当に沖縄に来たということを実感するに違いない。これから修学旅行までの1ヶ月半。平和とは、琉球文化とは、沖縄の自然とは、そういうものを京都にいながらアンテナを立てて1つひとつ準備をして行くことが大切である。

行かないと解らないこと、会話しないと解らないこと、体験しないと解らないこと、今日の日をきっかけに、沖縄に対する深い関心へとつなげていく。

最後に「ゆいまーる」をみんなで歌い踊った。講演当初恥ずかしがっていた生徒たちも「結」の本当の意味を知り、大きな声で歌い踊りながら締めくくった。

みんなの目が沖縄を見つめ光っていた。

 

 

※なお、沖縄で「命どぅ宝 命こそ最高の宝!沖縄戦の歴史を通じて学ぶ命の尊さ、平和の尊さ」というタイトルの平和講演を聴く予定である。さらに思いはつながっていく。

 文化最終日です。

 非常に暑い中、たくさんの来校者がお越しくださいました。

 生徒たちはその熱気に負けないくらいの最高のパフォーマンスを披露していました。

 劇やコーラスには審査が入り、より一層の緊張感がありました。

 本番前、円陣を組んだり、掛け声をかけたり、クラスは最高に団結します。発表後の集合写真撮影でも充実感のある良い顔をしています。

 結果はどうあれ、クラスで頑張ってきた過程を大切にしてください。その過程で素晴らしい経験が出来ていることでしょう。

 文化祭の取り組みで培った計画性、創造性、協働性、コミュニケーション能力!! これからの君たちにとってとても大切なチカラとなります。

 

   

 文化祭1日目の放課後に文化祭企画委員主催のパフォーマンス・フェスティバルを開催しました。文企三役が文化祭をさらに楽しくするために、そしてそれぞれの個性を京女生と共有し、お互いを知り認め合う機会を作る目的で開催しました。
京女の文化祭は昭和53年より定められている
『京女の文化祭とは「文化の祭典」である。各クラスの個性を生かし団結力を高められる発表にする。自分たちだけでなく見ている人も満足できる発表にする。』
ということを大切にしています。この原則を守りながら、新たな企画を考えてくれました。
演じる側も見る側も一体となって楽しめた催しでした。
①ダンス部      The Specials
②少林寺拳法部有志  恵龍に集う拳士たち
③弾き語り有志    Canis majoris
④コーラス部
⑤箏曲部       秋の日
⑥ダンス有志     ぷるぷるつんつん
⑦フォークソング部  crescent
⑧バトントワリング部
⑨オーケストラ部   こばやんとゆかいななかまたち

 文化祭1日目です。

 劇場では迫真の演技、かっこよいミュージカルのダンス、コーラスの美しい歌声、クラスの個性が出た作品が披露されました。保護者の方々、在校生が鑑賞しているため今までよりもより一層緊張した中での発表でした。

 体育館では生徒会役員が企画し、執行部のメンバーで運営をするゲームが行われています。SDGsの意識を高めてもらうための「SDGsククジ」や「射的」などの楽しい企画です。景品も用意しました。

 今年は31アイスの販売も行われました。長い列ができ、暑かったこともあり美味しそうに食べていました。

 この文化祭は文化祭企画委員を中心に多くの生徒が受付、クラス発表のチェック、劇場管理などの裏方として支えてくれています。この人たちがいるからこそ、皆の活躍があるのです。

 明日は文化祭最終日の東雲祭です。審査も行われます。テーマや作品を考えることから始まり、リハーサルをしていく間、多くの困難もあったかと思います。最後のステージ、クラスの想いを込めて発表をしてください。

 文化祭前日です。

 最終リハーサルが行われました。明日からの本番に向けて熱心に取り組んでいます。監督・演出を中心に良い作品になってきました。

 開会式が放送にて行われ生徒会長、文化祭企画副委員長の挨拶などがありました。今までのクラスでの取り組みを称え、裏方として準備・運営してくれている人に感謝し、より良い文化祭にしてきましょうという内容でした。

 グラウンドは工事中ですが3年振りに花火を実施することも出来ました。明日からの盛り上がりを期待できる迫力のある花火でした。

 いよいよ文化祭が来週に迫ってきました。きれいな歌声や金づちでくぎを打つ音やのこぎりで木材を切る音などが聞こえてきます。1日、リハーサルも行われています。クラスパート、劇場パートの文化祭企画委員も裏方としてしっかり運営してくれています。生徒たちの力で良い文化祭にしてください。

 今年のスローガン

『 It’s show time !! ~まさに最強で無敵の文化祭 in 2023~ 』

 いろいろな個性を持つ人がクラスには集まっています。それぞれの長所を引き出し、個性が輝く発表となるように、クラスで一丸となって取り組んでいきましょう! クラスの輝きが集まって、このスローガンのように最強で無敵な文化祭を作り上げていきたいので、京女生みんなで頑張りましょう!!

文化祭企画委員長

 

 2学期になり文化祭発表に向けての活動が本格的にスタートしました。劇場も完成し、本日からリハーサルも始まりました。劇場では高校3年生は劇、高校1年生・2年生はコーラスのリハーサルを行っています。今は監督を中心に試行錯誤しながら良い作品を作り上げている段階です。うまくいかない時こそ、それぞれの役割で知恵を出し合ってください。

 自らの手で作り上げる文化祭、クラスで作り上げる文化祭、学校全体で作り上げる文化祭、学びと成長のチャンスです!!

 第74回京都府私立中学校高等学校ハンドボール大会にて、2位になりました。生徒たちがピッチ内外で大きく成長した大会となりました。今後も試行錯誤を繰り返し、自分たちの目標に向かって突き進むと期待をしています。

 

 京都女子高等学校ダンス部は、『観る人に感動を!自らも感動を!』をモットーに日々活動しています。先日8月7日(月)から10日(木)に行われた全日本高校大学ダンスフェスティバル(神戸)にて、作品「不屈の声-少女が掲げる未来-」を発表し、審査員賞を受賞いたしました。この作品は、パキスタン出身の人権活動家 マララ・ユスフザイさんを題材にした作品です。銃で撃たれてもなお『全ての子どもに教育を!』と訴え続けるマララさんの強い信念を表現しました。長い時間をかけて作品創りに励み、想いを込めて踊らせていただきました。会場でたくさんの方々にこの作品を観ていただき、審査員賞をいただけたことを部員一同大変嬉しく感じております。いつも支えてくださる皆様に感謝申し上げます。これからも作品を観てくださった皆様に感動をお届けできるよう、日々精進して参ります。