
大阪大学 医学部 教授 原田 彰宏 先生の特別授業
1月29日(水)放課後、高校1・2年生の希望者162名が大阪大学大学院 医学系研究科 細胞生物学 教授 原田彰宏(はらだあきひろ)先生による特別授業を受講しました。授業テーマは「働く(動く)細胞小器官」で、「体の中にある細胞のはたらきについては、マンガ、アニメ、映画にもなった『はたらく細胞』などでよく知られるようになってきた。では、細胞の中はどうなっているのだろうか?この授業では細胞の中にある細胞小器官の働きや動きについて動画などを使ってお話しする予定である。」という内容でした。1時間の講義のあと、質疑応答の時間を10分程度設けて頂きました。そのあとにも数名の生徒が、個別に原田先生の元へ積極的に質問に伺っていました。受講の姿勢のみならず、授業の感想文からも生徒が大きな学びと興味・関心、刺激を得たことがよくわかりました。貴重な授業を実施して下さった原田先生に改めて感謝と御礼を申し上げます。
以下、生徒の感想文をご紹介します。
『今回の講義の中で一番印象的だったことは、小胞体のエンドサイトーシスによって細胞がウイルス感染するということで、まさか小胞体がウイルス感染に関わっているとは思っておらず、とても驚きました。細胞がウイルスに感染するメカニズムについて詳しく調べたことがなかったので、新たな学びを得られたことに喜びを感じました。また、正常な細胞とがん細胞内の、細胞小器官の働きの違いについて質問させて頂きましたが、がん細胞ではタンパク質合成を行うリボソームを多く産生するために核小体が大きくなるというお話と、既に生物基礎の授業で学んでいた知識が結びついたことがとても面白く、興味深かったです。貴重な講義を拝聴することができました。有難うございました。』(高校1年)
『今回の特別授業で細胞の中がどれだけ奥深いものなのかを知ることができました。私はこれまで細胞の中について学んできたので、細胞小器官の働きや動きについて少しは分かっているつもりでした。しかし、原田先生の授業をきいて私の知っていた知識はその少しにも至らないことを感じました。1つ1つの細胞小器官には人間の手では作ることがすごく難しい構造があって、1カ所何か機能が不足するだけで病気になることがあるということを知り、人間がどれだけすごい生き物なのかを知ることができたと思います。今回、大学の教授のお話を聞くことができて、大学生になるのが楽しみになりました。お話を聞くことができて嬉しかったです。』(高校1年)
『一つの細胞に、多くの細胞小器官があり、こんなに多くの細胞小器官は必要なのかと前に思っていたのですが、細胞小器官は一つだけで、タンパク質の取り込みや放出などの一連の過程を完了するのではなく、リボソームでタンパク質を合成し、小胞体が融合したり動いたりしてゴルジ体に運び、タンパク質が濃縮されるといった、細胞小器官一つ一つが協力し合って過程を完了させ、どの一つが欠けてもダメだということがわかりました。実際にはたらいている様子を見て、今まで思ってたよりもずっと細かくて小さなはたらきが細胞内で行われていることがわかり、生物の細胞の仕組みは計り知れないことを感じました。私は将来、再生医療の研究に携わりたいと思っているので、人工多能性幹細胞などの細胞小器官がどういうふうに分化していくのか、考えながら知識を増やしていこうと思います。』(高校2年)
『細胞小器官を「細胞の頭脳」のように、体の機能に例えられていたことが印象に残りました。体の中の器官の役割と、細胞内での細胞小器官の役割が似ているというのはマトリョーシカのようで面白いと感じました。また、どの細胞小器官も、様々なタンパク質の絡み合った複雑な働きをしていて、生物というものの奥深さに驚かされます。どのようにして、このような器官を手にすることができたのが、またどのようにして新たな器官は生じるのか、人間の体に対する興味が次々に湧いてきました。さらに、人間の体の中の器官や細胞、遺伝子が何をしているかを解明していくほどに、治療可能な病気が増えていくというお言葉を聞き、基礎研究の重要性を再認識しました。』(高校2年)
京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として、全国的に展開している学びコーディネーター事業を利用し、12月18日(水)放課後に、京都大学出前授業を実施しました。今年度は、講師として、京都大学 医学研究科 人間健康科学専攻 博士後期課程3回生 磯部 よつ葉(いそべ よつは)氏をお迎えし、受講を希望した高校生117名が参加しました。授業テーマは「難病患者さんのリプロダクティブ・ヘルスを考えよう~誰もが健康な社会を目指して~」でした。講義前半では指定難病患者のリプロダクティブ・ヘルスに関しての現状や環境についての説明があり、生徒は新しい知識と気づきを得ました。自分自身や社会ができることを考えたいと受講の感想に多く見られました。講義後半では京都大学女子学生チャレンジプロジェクトに採択され展開した研究内容の具体的紹介を頂きました。女性研究者として在学期間中の幅広い取り組みと経験、主体性と研究運営力についても共有して下さり、生徒は大学での研究や進路選択に関して大いに刺激を受け学びました。質疑応答を含め、京都大学出前授業を通しての生徒の大変貴重な学びと経験に、関係の皆様に心より感謝致します。
Ⅲ類型とCSコースでは、高1で、放射線と社会の関わりについての特別授業(ディスカッション)を行っています。 福島の原発事故直後から、京都大学 環境安全保健機構放射線管理部門の先生方にご協力を頂き、本校Ⅲ類型でこの取り組みをスタートしました。今年度も特別授業ディスカッションで意見表明者としてプレゼンテーションを行う有志生徒36名が、11月13日(水)の放課後に京都大学を訪問しました。堀江先生の講義を受けた後、各自が1カ月間にわたって調べてきた中で生まれた疑問や質問を出し、角山先生に説明解説を頂きました。先生方に温かいご協力を頂き、3時間にわたる講義と質疑応答で、生徒は学びを深めると同時に、新たな課題発見や目標を得ることができました。今回の京都大学訪問を経て、今後は3月の特別授業まで、資料集め・テーマ決め・資料作成・プレゼンテーション練習などを4か月にわたって行っていくこととなります。
高校2年(普通科)が,沖縄での修学旅行を無事に終えました。台風の影響が心配されましたが,1団(1・5・6・8組)は11/18(月)~21(木)に,2団(2・3・4・7組)は11/19(火)~22(金)に予定通りに実施しました。
初日は,とても暑い那覇空港に到着した後,首里城公園と道の駅かでなに向かいました。首里城公園では,復興中の首里城正殿や世界遺産・園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)を間近で見学しました。道の駅かでなでは,展示室で自主学習すると共に,米軍機の並ぶ嘉手納基地を目の当たりにしました。生徒たち一人ひとりが,沖縄の「今」をしっかり感じ取ることができました。また,ホテルでは夕飯の後,エイサーショーを鑑賞。力強い太鼓の音とダイナミックな踊りに魅了されました。
2日目は,朝のビーチで記念撮影。その後すぐに恩納村に向い,事前に選んでいた,サトウキビの収穫・黒糖作り,バナナボート体験,沖縄伝統菓子作り,三線の演奏など,思い思いの体験学習をしました。昼からは,美ら海水族館へ。ジンベエザメやナンヨウマンタの大迫力に感動しました。バックヤード見学ツアーには,各団約40名が参加し,水族館の裏側を知ることができました。夕飯の後は,てぃーだ観光・スーパーバスガイド/崎原真弓様からの平和講演。また,事前学習で取り組んだ「相思樹の歌」の合唱を,崎原様の前で披露しました。
3日目は,平和学習です。ひめゆりの塔を見学,ひめゆり平和祈念資料館での自主学習の後,クラスごとに分かれての入壕体験。戦時中の沖縄のようす,壕に避難 していた方々の生活・苦悩・惨事を感じることができました。平和祈念公園では,平和の礎の見学の後,平和祈念資料館で自主学習に励みました。戦争で犠牲になった多くの方々に哀悼の思いを捧げると共に,世界の恒久平和を願いました。夜は,国際通りにて班別行動での自主研修。思い思いに夕飯をとり,買い物をし,仲間共に最後の沖縄の夜を楽しく過ごしました。
最終日は,おきなわワールドで,自然の秘宝・玉泉洞を見学。亜熱帯特有の生物と多様な鍾乳石に出会いました。琉球王国城下町や沢山の果物の木々を見学した後,昼食としてジューシー,ゴーヤチャンプル,ソーキそばを食べました。14時過ぎ,沢山のお土産と思い出を抱えて飛行機に搭乗し,沖縄を後にしました。事前学習を含め,素敵な修学旅行を,にふぇーでーびたん!(ありがとうございました!)
11月16日(土)の午後、人権教育の一環として、『先輩との懇談会』を実施しました。今年度は、6名の卒業生に来てもらい、今の職に就いたきっかけや、進路決定時のターニングポイントなど、様々なお話をそれぞれ聞かせていただきました。
全員とも、決して順風満帆にきたわけではなく、必死に考えながら今の自分があることをそれぞれが話してくれました。
生徒もメモを取るなど真剣に話に聞き入っていました。
第2部は、各テーブルに分かれて、お菓子などを食べながらの座談会になりました。すこし緊張しながらも、笑顔で質問している姿が印象的でした。
全体が終わっても、たくさんの生徒が質問しきれなかったことなど、遅くまで個別に質問し、先輩たちも快く付き合ってくれました。
この会を通して、さまざまな人生があることを知り、生徒はすごく勇気をもらったのではないかと思います。この会が、自分の将来を考えるきっかけになれば、幸いです。
以下生徒の感想の抜粋です。
「今それぞれの場所で活躍されている先輩たちの話を聞けて、私の将来の事を考えるための良い刺激になりました。先輩皆さんは行動して自分のしたいことを掴み取っていたので行動することの大切さを改めて身に染みました。」
「先輩方それぞれに高校生活や受験を乗り越えてきた指針と経験があり、自分の生活とこの先を考えるのに大事な点を掴むことができました。将来からの逆算の進路や計画的な努力の必要性、クラス行事の大切さなど、懇談会で聞いたことを心がけていきたいです。」
「『体験することは自分の財産になる』という言葉が胸に刺さりました。私の今日のこの先輩との懇談会も、まさに私にとって色々なヒントを得られたいい体験となりました。」
10月27日(日)に,高校オーケストラ部の一部メンバーが上七軒歌舞練場で開催された,「西陣TABI Ⅱ」イマーシブ劇場型コンサートにストリングスとして参加させていただきました。
参加した生徒たちは,楽器にピンマイクをつけた経験もなく,普段演奏しているクラシック音楽とは異なる状況にとまどう場面も見られましたが,プロの演奏家の方々の温かいご指導のもと,リハーサル~本番を通して楽しんでいました。関係の皆様,ありがとうございました。

















京女の文化祭は昭和53年より定められている
『京女の文化祭とは「文化の祭典」である。各クラスの個性を生かし団結力を高められる発表にする。自分たちだけでなく見ている人も満足できる発表にする。』
ということを大切にしています。
演じる側も見る側も一体となって楽しめた催しでした。
②1年生Ⅲ類有志 『New Rice』
③1年有志 『MASK』
④フォークソング部有志 『Rad moment』
⑤ダンス部有志 『The Specials!』
⑥バトントワリング部 『Baton Twinkle Precure』
⑦少林寺拳法部有志 『恵龍に集う仲間達』
⑧オーケストラ部 『こばやんとゆかいななかまたち』



















