中学かるた大会

2025年02月03日
中学校

 令和7年2月1日(土)、「第48回 中学かるた大会」が開催されました。小倉百人一首を通して古典に親しむという、京都女子中学校の伝統行事です。コロナ禍で開催できない年もありましたが、今年は5年ぶりに、本願寺聞法会館で開催することができました。

 2分間の札見のあと、序歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」が読まれ、普段とは違う環境での対戦が始まります。

 2,3年生団体戦会場では、活気あふれる様子で思い思いに対戦を楽しんでいました。2,3年生個人戦会場では、選手たちは凛とした雰囲気で真剣勝負に集中していました。1年生団体戦会場では、先生方の飛び入り参加もあり、和やかな雰囲気で対戦していました。

 京女生の皆さん、楽しみつつ、豊かな古典の世界に心を染めてもらえたらと、願っています。

 今日は立春。

 序歌の「花」、梅の花が咲くのを楽しみに、今しばらく続く寒い時期をしのぎましょう。

 聞法会館様ならびに関係者の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 中2後半の探究のテーマである「放射線」に関する知識を得るべく、福井県の「原子の科学館あっとほうむ」と「関西電力(株)美浜発電所PR館」を見学しました。

 「原子の科学館あっとほうむ」では、まず福井大学准教授の松尾陽一郎先生から放射線に関する講座と放射線測定器体験を受講しました。その後は、展示館の見学を行いました。エネルギーや電気、原子力や再生可能エネルギーなど、さまざまなエネルギーについて体験しながら学習しました。

 「関西電力(株)美浜発電所PR館」では、まず関西原子力懇談会の大神常務理事の講義を受けました。その後は、美浜発電所VR見学と展示館の見学を行いました。原子力発電のしくみや地震・津波などに対する安全性向上対策の実施状況について学習しました。

 来年6月の中3研究旅行では福島県を訪問し、東日本大震災や福島第一原子力発電所事故について学びます。その事前学習として今回の訪問はよい機会になったことでしょう。

 

 11月19日(火)の午後、探究活動「薬学」の一環として東和薬品を訪問しました。東和薬品は1951年に創業して以来、70年以上にわたってジェネリック医薬品の研究開発・製造・販売に取り組んでおられる企業です。

 まず、大阪工場長様よりご挨拶をいただいた後、東和薬品の紹介動画を観させていただきました。その後、3グループに分かれて、施設内を見学しました。社員の方々による薬品製造過程の説明がとても丁寧だったこともあり、生徒たちは途中で質問をしたり、メモをとったりしていました。約1時間ほどかけてじっくりと見学することができました。見学後は、質疑応答の時間を設けていただきました。生徒たちの質問に丁寧にわかりやすく答えていただきました。

 患者や医療関係者にとって「飲みやすく、扱いやすい」医薬品の研究開発に取り組み、健康関連事業を世界中に展開していく東和薬品の活動がわかる良い機会となりました。今回の訪問が、これからの「薬学」探究活動にいかされることでしょう!

〈生徒の感想より〉

・パッケージを赤い色にしたりすることで光に弱い薬を守るという工夫や、外気に触れさせないための工夫など、色々な工夫があって興味が湧いた。

・大阪、岡山、山形の3つの工場で同じことをしているわけではないことを知りました。より効率的に薬品を製造するために、考えられた仕組みになっていると思いました。岡山工場と山形工場にも機会があれば行ってみようと思います。

・薬は箱に詰められますが、その箱の形や閉じ方にも工夫があることを初めて知りました。薬に対して安心できるなという気持ちが大きくなったし、楽しく学べて薬への関心が高まりました。ここにこれてよかったです。

 

 

11月16日(土)、大学E校舎にて第90回教育懇談会を行いました。教育懇談会とは、保護者の方々と教員が共に学ぶ機会として、本校で長く続いている行事です。
 今回は宮崎大学准教授の山﨑朗子先生をお招きし、「獣医学で人の健康な生活を支える」をテーマにご講演いただきました。一般的に獣医師の仕事は、病気の動物を治療することだと思われています。しかし、食品衛生や公衆衛生の仕事に従事し、動物に関わる食中毒や感染症を調査したり予防したりすることも、社会の中での獣医師の重要な役割であると教えてくださいました。我々が普段口にしている食用肉が流通するまでに行われる検査や、ヒトの感染症の検査にも獣医師が携わっていることなど、獣医学や獣医師のイメージが大きく変わる、興味深いお話を聞くことができました。講演後の質問も多く寄せられ、知的好奇心を大いに刺激された、楽しい時間となりました。

 4月より進めてきた探究活動の発表会を自教室にて実施しました。京都市HP「まちづくり」ページの中にある「学校跡地活用の推進」を見て、私たちならこのように活用・運用していくという提言を行いました。6つのグループがそれぞれこれまで調べてことをもとに発表していきました。京都市役所の方にも来ていただき、講評をしていただきました。

 次回から探究活動のテーマが変わりますが、今回の発表が今後に生かされることでしょう!

※11月15日(金)の京都新聞の朝刊で、この取り組みが紹介されました!

 

2班「学校跡地活用」・・・最優秀賞

 

1班「京風Working Space」

 

5班「☆Let’s reuse♲school☆」

 

3班「体験型施設~目指せ高品質ホテル~」

 

4班「理想的な老人ホーム」・・・優秀賞

 

6班「学校跡地活用 Let’s地産地消」

 探究活動の一環として、京都薬科大学薬用植物園御陵園を訪問しました。日本薬局方収載生薬の基原植物を中心に約300種を栽培していて、大学生の早期体験学習や学生実習を実施している場所です。

 最初に月岡先生から御陵園の紹介や薬用植物についての講義を受けた後、4つのグループに分かれて見学しました。薬用植物園長である中村先生をはじめとする講師陣からさまざまな薬用植物について解説をしていただきました。小雨の降る中での見学でしたが、雨にぬれながら講師の話を一生懸命に書きとめていました。3学期に行う探究発表に向けて、今後もさまざまな情報収集を行っていくことでしょう。

【感想】

・薬には様々な種類があり、生薬から医薬品が作られていることが分かった。薬品によって様々な使い方があり、植物を正しい方法で使用すると良くなるが、まちがった方法で使うと副作用など健康被害が出ることを改めて知ることができた。

・ダイダイという植物が印象に残った。未熟のものはキジツ、成熟したものはトウヒというように、時期によって名前が変わるのがおもしろかった。

・においが特徴的な植物が数多くあった。ほとんどの植物が初めて聞く名前だった。副作用のこともたくさん教えて頂けてよい学習ができた。今後の探究にもつなげていきたい。

9月に各自でまとめた薬草レポート集を京都薬科大学の先生方にお渡ししたところ、よく調べているとお褒めの言葉をいただきました!

中3顕道コース8月2日(金)に出場した第29回NIE全国大会の様子が様々な新聞に掲載されています。

 

【京都新聞8月3日(土)朝刊】

 

 

 

【福島民報  8月3日(土)朝刊】

 

【福島民報  8月20日(火)朝刊】

8月2日(金)京都経済センターで行われました、第29回NIE全国大会に本校中3顕道コース生徒が出場しました。

NIEとは、Newspaper In Education(教育に新聞を)のことで、1930年代にアメリカで始まり、教育界と新聞界が協力し、社会性豊かな青少年の育成などを目的にし全国で展開しているものです。

本校中3顕道コースでは、「いのち」という大テーマのもと探究活動を行っています。その中でたくさんの方が犠牲になった2011年3月11日の東日本大震災に焦点を当て、今年の3月に、「3月11日の全国の朝刊各紙を読み比べてみよう」という授業を行いました。その学習を通じて、地震だけではなく、津波や原子力災害という複合災害によって福島の方々が受けた様々な困難を知りました。本校生徒には、「福島で起きた(起きている)ことを他人事ではなく、自分事としてとらえてほしい」という願いを込めて、福島民報様の朝刊を毎日取り寄せ、教室に置いて生徒が手に取って日々読めるようにしました。そして、今年6月には実際に福島県を訪れ、福島県立安積高校の高校生との意見交流会を行いました。

この度、NIE全国大会では、その際に交流した安積高校の高校生2名とともに、「原子力災害の今~自分事として考えるということ~」という題で、安積高校生徒と本校顕道コース生徒による共同宣言の作成を行いました。プレゼン班の発表の後、グループごとに共同宣言に入れたい文言を考え、最終的に安積高校の生徒とともに共同宣言を作り上げました。

教育関係の方々、新聞社、報道関係の方々など、多くの方たちに見守られながら、生徒たちの力で共同宣言を作り上げました。ぜひ、京女生から同世代の人たちに、この共同宣言を発信していけたら良いですね。

 

7月21日(日)京都市武道センターで行われました、令和6年度京都市中学校選手権総合体育大会剣道の部にて、本校中学3年生の安田知子選手が見事3位入賞という結果を残しました。女子選手183名でのトーナメント戦を勝ち抜いての入賞です。

安田選手は7月27日(土)に行われる第77回京都府中学校総合体育大会に京都市代表全12名の内の1人として出場します。引き続き応援の程よろしくお願いいたします。

7月23日(火)の午後、中3顕道コースの生徒が京都教区教務所のある顕道会館を訪問しました。

まず、開会の挨拶では、教務所の方にご協力いただき、「顕道」という言葉の意味についてお話いただきました。

その後、本願寺医師の会の松井恵利香様(呼吸器内科医)をお招きし、ご講演いただきました。

その後、本校の卒業生で、京都府立医科大学医学部医学科に進学した3名を招き、合格体験談や生徒との質問会を行いました。

生徒にとってやる気の出るお話がたくさん聞けて、大変有意義な一日となりました。なお、中3顕道コースでは「夢を叶えるノート」という取り組みも行っています。生徒は熱心にノートを完成させています。