6月のことば

2023年06月01日
宗教教育

5月20日(土)に、西本願寺では「宗祖降誕奉讃法要」、京都女子大学では「親鸞聖人降誕会」をそれぞれ行いました。京都女子中学高等学校では、毎年高校2年生全員と中学3年生宗教委員、またその他の学年では自由参加という形で、参加させていただきました。

西本願寺では、ナムナムガールズRSGのコンサートや植松努さんによる記念講演が行われ、大いに盛り上がりました。植松さんの話では、あきらめない大切さ、自分の可能性を信じることの大切さなどの実体験に基づく話で、進路に悩む生徒の皆さんにとってはとても勇気の出る話だったのではないでしょうか。

京都女子大学の方では、オーケストラ部とコーラス部が音楽礼拝を担当しました。素晴らしい演奏ありがとうございました。また、今井雅治さんによる記念講演が行われ、古典文法の知識をもとに親鸞聖人と恵信尼さまとの出会いの様子を詳しく教えていただきました。普段の古文の授業がどのように生かされているのか、よくわかったのではないかと思います。

このような降誕会という機会をご縁として、生きていることのすばらしさ、出会えたことの喜びを感じてもらえたらと思います。

涅槃会とは、お釈迦さまが入滅(お亡くなりになったこと)された日を御縁として勤められる法要のことです。

仏教では大切な行事のひとつで、宗派の別なく広く営まれています。

本日は本校でも涅槃会がお勤めされました。今日は模試その他が重なり、参加したくても諦めざるをえなかった人が多数あったようです。そんな中、なんとか都合をやりくりし、参集してくれた中高生達が共に手を合わせ仏陀への思いを馳せました。

また涅槃図のご紹介もいたしましたが、涅槃図は精緻に描き込まれた素晴らしい作品が博物館や寺院に多数存在します。お出かけの際には是非探して拝見してみてください。そうして、それらを描き、仏陀を敬慕した人々の思念と、何故そのように行動したのかにも思いを巡らせてみてください。きっと、仏教をもっと身近に感じていただけると思います。

     

     

お参りに来て下さった方々におかれましては、誠にありがとうございました。今日は残念ながらお参りに来られなかったという方も、各種の宗教行事に是非ご参加下さい。心よりお待ち申し上げております。

 

報恩講とは、阿弥陀如来様の本願のお心を明らかにしてくださった親鸞聖人のご遺徳を偲ぶと共に、そのご恩に感謝するためにお勤めされるもので、浄土真宗では最も大切にされている法要です。

今日は本校でも、その報恩講がお勤めされましたが、多くの中高生達が一同に集い、共に手を合わせて聖人への感謝の気持ちを捧げました。

   

お参りに来て下さった方々におかれましては、誠にありがとうございました。今日は残念ながらお参りに来られなかったという方も、各種の宗教行事に是非ご参加下さい。心よりお待ち申し上げております。