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中学3年生Ⅱ・Ⅲ類 研究旅行を実施しました。

2017.06.15

中学校

中学3年生が6月7日より3泊4日の行程で研究旅行に参りました。本校では修学旅行を研究旅行と位置付け、自ら体験、自ら学ぶという学習中心の旅行としています。

さて、今年の行先は北海道でした。この方面への旅行を始めてから3年目となりますが、現地ではファームステイと呼ばれる農家民泊から始まり、北海道ならではの広大な大地に根差した農業その他を体験しました。

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普段私達は食事を通じて様々な農作物に触れるのですが、作り手や流通など、その背景にあるものを直接体験することは少なくなっています。体験、学習することを通して、知ることの喜びや考えることの大切さを培ってほしいと願っています。

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食料自給率の著しく低い日本で、これらの体験をすることは意義深いことだと考えます。農業は国の要でもあるべき産業であり、この体験が是非、個人的なものに終わることの無いよう、将来、何らかの形で農業に資することができる人材が育ってほしいと願っています。

 

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ファームステイの最終日、農家の方とお別れする生徒達の中には泣きながら別れを惜しむ姿もたくさん見られました。限られた時間の中で如何に多くの体験、思いを重ねたかが伝わるようで、我々引率する者としても、この旅行に関わってくださった方々に本当に感謝する次第です。

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全員で再集合した後、次の目的地である有珠山~洞爺湖へと向かいました。ここでは現在も続く火山活動から、自然が持つ壮絶なまでのエネルギーと、災害など過酷な環境にもかかわらず、あえて火山に寄り添い生きていこうとする人々の営みを学びました。人間も自然の一部であることを忘れず、自然界に対し畏敬と謙虚な気持ちを持ち、冷静に向き合っていくこと。そして地球のもつ膨大なエネルギーに抗い押さえつけようとするのではなく、対話していくことの大切さを感じることができました。マイスターの方が「有珠山は嘘をつかない。噴火の前には必ず兆候を見せる。」という言葉を教えてくださいました。とても印象に残る言葉でした。

旅行は家に居ることとは明らかに違います。集団行動ともなればなおさらです。普段の生活とのギャップを前向きに楽しめた人もいれば、思い通りにできないことに戸惑った人もいたことと思います。しかし人間も環境も、多様性に満ちたこの世界の存在に気付くことがとても大切なことだと思います。今回の旅行では農業や時間の使い方やマナー、その他多くのことを学べたはずです。とりわけ、旅行に参加させてくださったそれぞれの家族や旅行先で関わってくださった方々への素直な感謝の気持ちを育んでもらえれば幸いです。