高校1年Ⅲ類型 特別授業を行いました

2015年3月19日

高等学校

「京都大学RIセンターの先生と一緒に 放射線についてディスカッションしよう」

  3月19日(木)、学園講堂において、高校1年Ⅲ類型の特別授業を行いました

 オブザーバーとして、京都大学放射性同位元素(RI)センター准教授 戸崎充男氏、助教授 角山雄一氏、技官 宮武秀雄氏の3名の先生に来校していただきました。これは3年目にあたるもので、「放射線と人間はどうつきあうべきか」というテーマで、高1Ⅲ類型の生徒全員に加え、Ⅱ類型の希望者が参加しました。また、前半のみ中学2年生Ⅲ類型の生徒も参加しました。

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 まずは本校物理教員による「放射線の基礎知識」というレクチャーを受け、本校新聞部が司会進行などを担当してディスカッションを開始。放射線利用の是非、原発再稼動の是非などをトピックに、討議を進めました。オブザーバーの先生からは、正しい情報をもとに考えるということが大切で、正解が簡単には出ない問題に対して頭を使うことをあきらめない姿勢を持とうというアドバイスをいただきました。また、科学者の立場から、核エネルギーの研究はやっと手をだしたところであり、賢い使い方ができるように技術を進歩させる必要があるということについても語られました。2つ目のトピックである原発の問題については、この特別授業で議論を終わらせるのではなく、今後も幅広い情報を得て、多面的な目で考え続けてほしいとおっしゃいました。また、最後にはミニレクチャーとして、先生が福島に調査に行かれた際の写真やデータなども示しながら、震災から4年を経た福島県の現状について語られました。放射線の測定器を実際に使っての説明はわかりやすく、福島の今についての一端を見せていただくことができました。原発の廃炉や除染などの作業には、まだまだ技術開発が必要であり、この先何十年かかると予想されるそうです。まだまだ片付いていないこの問題について、一人ひとりが深く考え、一緒に向き合ってほしいというメッセージを伝えてくださいました

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今回の授業を通して、放射線の科学的な意味でのプラスの側面、福島の問題など、様々な視点からこの問題を考える一つの機会をいただきました。今後も正しい知識や情報を広く得て、人と議論しながら自分の考えを深める姿勢を身につけていってもらいたいと思います。