大学進路講演会を開催しました

2018年4月28日

進学・進路指導

4月28日土曜日、本校講堂にて大学進路講演会を開催しました。講師としてお迎えした重富 公生先生(しげとみきみお、神戸大学大学院経済学研究所教授)に「経済学から人と社会を見てみよう」というタイトルでご講演いただきました。全体で116名の方にご参加いただきました。

重富先生

序盤は「経済学とは何をする学問か」「経済学の位置づけ」という初歩からご説明いただき、経済用語の意味なども曲線のグラフなどを用いながら丁寧に教えていただきました。経済学に普段関わりのない人でもわかるようご説明いただきました。

その後、ミクロ経済学とマクロ経済学についてお話しいただき、特にGDP貨幣史については大変詳しくご説明をいただきました。大学での講義のような雰囲気のもと、話が専門的になるにつれて熱く語っていただきました内容を一部紹介します。

 

貨幣は元々、美しい貝殻や塩、金や銀など、そのもの自体に価値があるものが使われていました。「貨幣」「財」といった文字に「貝」という漢字が含まれているのはそのなごりです。しかし、今は紙の貨幣である「紙幣」になりました。「紙」自体にはさほど価値がありませんが、社会のルールに基づいて紙幣は価値をもつようになりました。近年では仮想通貨というデジタル通貨も流通していますが、「紙」という材質すら使用しない新しい貨幣システムへと経済基盤が移行しつつあります。

 

このように、経済学は数学歴史漢字など、様々な学問とつながりがあり、文系からの切り口も理系からの切り口も両方持っている学問です。どちらの生徒が聞いてもとても興味深い内容だったのではないでしょうか。終始、「経済=経世済民の学(世を治め人々を救う学問)」という前提をベースにお話しいただきました。

質疑応答の時間には、生徒も熱心に質問をしていました。重富先生には予定時間を過ぎてまでお答えいただきました。

改めて、今回の大学進路講演会にたくさんのご参加ありがとうございました。

 

~参加者の感想~

  • ニュースなどで聞く言葉やキーワードが今までより理解できました。わからなかった言葉を正しく知ることができました。(中学生)
  • 経済学は数字ばかりのイメージでした。しかし、その数字からその当時の歴史的背景を色々と推測できるのだと知りました。世界史は経済学と全く無関係だと思っていましたが、経済学は色々なこととつながっているのだと感じました。(高校生)
  • 経済学に触れるのはほぼ初めてでしたが、人間の営みが数学(グラフなど)に変わって行く過程がすごく面白かったです。「人間」に興味があるので、経済からのアプローチも良いなと思いました。(高校生)
  • 日常生活の身近な行動が経済学で説明できるものであることを、所々に専門用語を使いながら教えて頂きわかりやすく興味深かったです。学生に戻った気持ちで、有意義な時間を過ごさせていただきました。(保護者)