高い志を持ち社会に貢献できるこころ豊かな女性に。

仏教精神に基づく高い教養を身につけることにより、女性の社会進出の進展を願った学園創始者の思いは100年を経た今も変わらず、京都女子中学校・高等学校に息づいています。多くの優れた卒業生を輩出してきた変わらぬ伝統と、未来に向かって常に先進的な教育に取り組む進取の精神によって、現在社会の第一線で活躍できる「優れた知性と豊かな心を兼ね備えた女性」の育成を目指しています。

[学校長挨拶]

学校長 林 信康

グローバル社会に貢献できる
女性の育成を目指して

京都女子高等学校中学校は、建学の精神(親鸞聖人の教えによる人間形成)に基づき、女性の地位向上を目指し、グローバル社会に貢献できる自立した心豊かな女性を育成 しています。今年4月に「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」が実施され、日本女性の地位の向上と果たすべき役割は、今後さらに大きくなります。グローバル・多様・情報化が進みゆく中、「生きる力」が求められ、教育内容が大きく見直されていきます。「高大接続改革」が進み、高中の教育改革の中で、新たな大学入試への対応も求められています。本校は、このような教育課題を念頭に置きながら、建学の精神を基調とした3つの教育理念、1.自立(自己へのめざめ。真実のひかりに照らされて、自己中心的なわたしにめざめる)、2.共生(他者へのめざめ。繋がっている「いのち」をお互いに尊重し、助け合い、支え合って共に協働して生きることにめざめる)、3.感謝(社会へのめざめ。さまざまな「いのち」によって生かされて生きていることに感謝し、人や社会に貢献することにめざめる)を指針として、特色ある教育をさらに推進し、女子の特性・能力等を最大限に伸ばしていくことを目標にしています。
中学校では、中等教育6年一貫の教育課程を編成し、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」の学力の育成に努めています。女子生徒の適性・能力等に応じた進路を保障するために、1.ウィステリア〔W〕コース(京都女子大学への進学を前提とするコース)、2.Ⅱ類(国公立大・難関私大を目指す類型)、3.Ⅲ類(難関国公立大・医学部等を目指す類型)の3つの特色あるコース・類型を設定し、きめ細やかな指導で、生徒一人ひとりの夢や希望を実現できるように総合的な学力を養成しています。Wコースでは、中高大10年一貫を前提とし、魅力あふれるプログラムで、国際社会に貢献できる「京女人」の育成を目指しています。Ⅱ類では、国公立大学等に対応できるキャリア教育・プロジェクト学習等によって、現代社会に貢献できるさまざまな力を培っています。Ⅲ類では、難関国公立大学等に対応できる発展学習プログラム等によって、現代社会をリードする女性の育成を目指しています。
高等学校では、普通科にはⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類の類型があり、多様な進路に応えるために、習熟度別編成や多彩な演習・選択講座、加えて進学補習などを実施し、学力の向上に努めています。高校1年次に外部3カ年生が京都女子高生としてⅡ類に入学し、内部6カ年生との混合クラスになります。Ⅰ類は、高校2年次に3教科型の受験を目指す類型で、京都女子大学を始め、難関私大を目指します。Ⅱ類・Ⅲ類は高校2年次に文理に別れ、進路の保障を行っています。2016年度大学入試では、京都女子大学を始め、国公立大学・難関私大・医学部医学科に多数の合格者をだしました。京都女子大学との連携をさらに強化した特色ある教育内容でスタートしました専門学科(ウィステリア科)は、国際感覚と人間性を磨き、国際社会に貢献できる「京女人」を育成します。昨年度、初年度生が大学を卒業し、「京女人」としてさまざまな分野で活躍しています。
また、中学校高等学校とも、学習面は勿論のこと、学校行事も熱心で、とくに文化祭・体育祭は、全員が一致団結して取り組み、良き伝統を継承しながら、創意工夫を凝らし、レベルの高い発表を行っています。生徒会・クラブ活動の自主活動も盛んで、コミュニケーション力・計画実行力・課題発見解決力等、社会に必要なさまざまな「生きる力」・「人間力」を身につけています。また、中高ともに読書の機会を通して、考え表現できる力を養っています。その結果、昨年度も読書感想文の各種コンテストには、たくさんの中高生が入選しています。本校は、女子校ですので、女子校ならではの特徴を生かし、現代社会に活躍貢献できる総合的な学力を持った女性を育成してまいります。

[建学の精神]

心の学園にふさわしい
女性をはぐくむ

京都女子中学校・高等学校は明治32年、浄土真宗本願寺派(西本願寺)との関係が深かった甲斐和里子が創設した私塾「顕道女学院」を前身とし、明治43年、大谷籌子のわが国の文化の向上には、婦人の教養を高める必要がある。そのためには、女子に仏教精神に基づく高い教育を受けさせよう」という願いによって創立されました。

本校では、建学の精神を具体的にあらわした次の3つの理念に基づく教育を行うことにより、心豊かな女性に育ってほしいと願っています。

1. 自立(自己へのめざめ)
自己中心的なわたしが、生かされていることにめざめる。
2. 共生(他者へのめざめ)
いのちの尊厳と平等にめざめ、ともに協調して生きる。
3. 感謝(社会へのめざめ)
生かされて生きていることに感謝し、社会に貢献する。

[教育方針]

仏教精神に基づき、
学力だけでなく、人を育む。

本校では建学の精神を現代に生かした教育方針によって教育を行っています。中学から高校への6年間は、人間形成において大変重要な時期です。教育方針の根本を教育基本法にのっとった人格の形成を目指すところにおき、自主的精神にみちた心身ともに健康な人間の育成を期しています。さらに、宗教的情操教育を通して、豊かな心と高い教養を備えた人間を育成することを目指しています。

[教育目標]

  • 豊かな心と高い教養を身につけ、さまざまな課題に意欲的に取り組み、みずから解決できる自立した生徒を育成する。(自立)
  • 基本的生活習慣を身につけ、自主活動に積極的に参加するとともに、自・他のいのちを尊重し、他者と協働できる生徒を育成する。(共生)
  • 一人ひとりの進路に適した学力を身につけるとともに、女性としての自己の進路を切り拓き、社会に貢献できる生徒を育成する。(感謝)

[宗教教育]

「いのち」の大切さを学ぶ。

京都女子中学・高等学校は親鸞聖人の体された「仏教精神」に基づいた情操教育に力を注いでいます。
週1時間の宗教の授業や、朝の礼拝をはじめ、花まつりや厳粛で壮大な親鸞聖人降誕会などのさまざまな宗教行事を通して「いのち」の大切さにめざめ、人間だけではなく動物や植物、すべての尊い「いのち」を認め、他者とともに生き、未来をリードする人になってほしいと願っています。