高い志を持ち社会に貢献できるこころ豊かな女性に。

仏教精神に基づく高い教養を身につけることにより、女性の社会進出の進展を願った学園創始者の思いは100年を経た今も変わらず、京都女子中学校・高等学校に息づいています。多くの優れた卒業生を輩出してきた変わらぬ伝統と、未来に向かって常に先進的な教育に取り組む進取の精神によって、現在社会の第一線で活躍できる「優れた知性と豊かな心を兼ね備えた女性」の育成を目指しています。

[学校長挨拶]

学校長 林 信康

未来予測不可能な社会に
対応できる女性を目指して

現代は、グローバル化の進展や科学技術の急速な発展により、未来予測不可能な社会に対応できる人間が求められています。そのような時代の流れに沿って、戦後最大の教育改革が始まっています。「知識を活用する力を求める教育改革」「4技能の力を求める英語改革」「学びに向う力を評価する大学入試改革」により、自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を培い、人類の平和と幸福を図るための「生きる力」を育む教育が推進されようとしています。本校は、このような教育課題を念頭に置きながら、建学の精神を基調とした3つの教育理念、1.自立(自己へのめざめ)、2.共生(他者へのめざめ)、3.感謝(社会へのめざめ)を指針として、特色ある教育をさらに推進し、キャリア教育などを通して、女子の特性、資質・能力等を最大限に伸ばしていくことを目標に、学校改革を推し進めています。
中学校では、中等教育6年一貫の教育課程を編成し、主体的・能動的・対話的な学びを推進し、学力の伸長に努めています。女子生徒の適性・能力等に応じた進路を保障するために、1.ウィステリア〔W〕コース(京都女子大への進学を前提とするコース)、2.Ⅱ類(国公立大等・難関私大を目指す類型)、3.Ⅲ類(難関国公立大・医学部等を目指す類型)の3つの特色あるコース・類型を設定し、女子校ならではのきめ細やかな指導で、生徒一人ひとりの夢や希望を実現できるように総合的な学力を養成し、現代社会に対応できる女性の育成を目指しています。
高等学校には、専門学科(ウィステリア科)と普通科があります。専門学科は京都女子大への進学を目指し、独自の充実した教育内容を実践することにより国際感覚と人間性を磨き、国際社会で活躍できる「京女人」を育成しています。普通科にはⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類の類型があり、多様な進路に応えるために、習熟度別編成や多彩な演習・選択講座、加えて進学補習等を実施し、学力の向上に努めています。Ⅰ類は、高校2年次に3教科型の受験を目指す類型で、京都女子大を始め、難関私大(文系)を目指します。Ⅱ類は国公立・難関私大(理系)、Ⅲ類は難関国公立大を目指します。毎年大学入試では、京都女子大を始め、国公立大・難関私大・医学部医学科に多数の合格者を出しています。昨年、「高校の実力」(毎日新聞社発行)という雑誌に、難関大学合格者「10年間で伸びた学校」して、本校が上位にランキングされました。
中学校高等学校とも、学習面は勿論のこと、学校行事も熱心で、特に文化祭・体育祭は、全員が一致団結して取り組み、良き伝統を継承しながら、創意工夫を凝らし、レベルの高い発表を行っています。生徒会・クラブ活動の自主活動も盛んで、コミュニケーション力・計画実行力・課題発見解決力等、現代社会に対応できる学びに向かう「生きる力」・「人間力」を身につけています。また、読書の機会を通して、考え表現できる力を養っています。
本校は、多感な思春期の女子だけの環境の中で、ジェンダー枠という男女の固定観念や役割分担等にとらわれることなく、自分の個性や適性を発揮できる環境が整っています。また、異性を意識することなく、ありのままの姿で、仲間や先生と関わりあうことを通して、お互いの存在を認め合うことで、自然と自己肯定感や自己有用感が培われ、思いやりや感謝の心が育まれていきます。特に女性は共感力が高く、周りの状況を見てまとめていくチーム力に優れているといわれています。グローバル化が進めば進むほど、国境を越えた調和のとれた豊かな世界を構築するリーダーが求められています。そんな環境の中で女子が生き生きと育つ学校、それが京女です。

[建学の精神]

心の学園にふさわしい
女性をはぐくむ

京都女子中学校・高等学校は明治32年、浄土真宗本願寺派(西本願寺)との関係が深かった甲斐和里子が創設した私塾「顕道女学院」を前身とし、明治43年、大谷籌子のわが国の文化の向上には、婦人の教養を高める必要がある。そのためには、女子に仏教精神に基づく高い教育を受けさせよう」という願いによって創立されました。

本校では、建学の精神を具体的にあらわした次の3つの理念に基づく教育を行うことにより、心豊かな女性に育ってほしいと願っています。

1. 自立(自己へのめざめ)
自己中心的なわたしが、生かされていることにめざめる。
2. 共生(他者へのめざめ)
いのちの尊厳と平等にめざめ、ともに協調して生きる。
3. 感謝(社会へのめざめ)
生かされて生きていることに感謝し、社会に貢献する。

[教育方針]

仏教精神に基づき、
学力だけでなく、人を育む。

本校では建学の精神を現代に生かした教育方針によって教育を行っています。中学から高校への6年間は、人間形成において大変重要な時期です。教育方針の根本を教育基本法にのっとった人格の形成を目指すところにおき、自主的精神にみちた心身ともに健康な人間の育成を期しています。さらに、宗教的情操教育を通して、豊かな心と高い教養を備えた人間を育成することを目指しています。

[教育目標]

  • 豊かな心と高い教養を身につけ、さまざまな課題に意欲的に取り組み、みずから解決できる自立した生徒を育成する。(自立)
  • 基本的生活習慣を身につけ、自主活動に積極的に参加するとともに、自・他のいのちを尊重し、他者と協働できる生徒を育成する。(共生)
  • 一人ひとりの進路に適した学力を身につけるとともに、女性としての自己の進路を切り拓き、社会に貢献できる生徒を育成する。(感謝)

[宗教教育]

「いのち」の大切さを学ぶ。

京都女子中学・高等学校は親鸞聖人の体された「仏教精神」に基づいた情操教育に力を注いでいます。
週1時間の宗教の授業や、朝の礼拝をはじめ、花まつりや厳粛で壮大な親鸞聖人降誕会などのさまざまな宗教行事を通して「いのち」の大切さにめざめ、人間だけではなく動物や植物、すべての尊い「いのち」を認め、他者とともに生き、未来をリードする人になってほしいと願っています。